サンウルブズ開幕メンバー入りの中野将伍が語る 早大で大学日本一に

西日本スポーツ 大窪 正一

 スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズは2月1日のレベルズ(オーストラリア)との開幕戦(福岡・レベルファイブスタジアム)から「ラストシーズン」が始まる。31日付で、練習生から正スコッドに昇格する福岡・東筑高出身のCTB中野将伍(早大)はいきなりリザーブとして開幕メンバー入りした。参加の経緯や3年後のワールドカップ(W杯)フランス大会への思いなど本紙の単独インタビューで明かした。 (大窪正一)

■サントリーへ

 -早大で大学日本一になった11日の大学選手権決勝後、チームに合流した。

 「14日に早大ラグビー部の今季最後のミーティングがあり、相良監督から(サンウルブズから)声が掛かっていると知らされた。急きょだったが素直にうれしかった。チャレンジしたい思いがあったので迷うことはなかった。15日の夜にサンウルブズ側と電話で話し、17日には大分・別府合宿に合流した」

 -大学ラグビーから気持ちを切り替える必要があった。

 「大学卒業後はトップリーグ(TL)のサントリーで競技を続ける。大学選手権の決勝翌日からそこに向けて心身ともに準備を始めていたので問題なかった」

 -昨秋のW杯日本代表の多くがサンウルブズでSRを経験し成長した。

 「何が何でも3年後のW杯出場をつかみたい。そのためにもサンウルブズで結果を残すことが大事になる。一つ一つレベルを上げていかないといけない」

 -186センチ、100キロの体格を生かした激しいプレーが際立っている。途中出場した25日の強化試合でも力強い突破やタックルを見せていた。

 「フィジカル面は自分の強み。屈強な外国人と争うポジションだが強化試合での感触は悪くはなかった。だが、これから戦うSRの相手はもっとフィジカルが強い。さらにフィジカルを高めないといけないし、ボールのもらい方だったり、(相手防御に対しての)ずらし方を工夫すれば、もっと突破できると思っている」

 -CTBはいつから? 「3歳からラグビーボールで遊び始め、(北九州市の)鞘ヶ谷ラグビースクールでプレーを始めてからずっとバックス。体格は同級生よりずっと大きかったが、指導者にFWへの転向を勧められたことはない」

 -CTBとして自らの成長を実感したターニングポイントは?

 「大学3年の春シーズンにサントリーで練習させていただいた。そこで自分の強みを生かすために、自分が突破にいくところ、周りを生かすところ、スペースを攻めるところ、その判断を学ばせていただいた。そこを意識して大学に戻ってもプレーするようになって視野が広がった」

 -サントリーには昨秋のW杯で活躍した同じCTBの中村亮土がいる。

 「サントリーで練習させていただいた時期は代表活動に行かれていて一緒にはやっていない。(W杯で見た)ディフェンスがすごかった。僕もアタックと同様にフィジカルを生かして激しくいこうと思っている。先日の強化試合後、ディフェンスコーチからは細かなスキルを上げていけばいいタックルができると言っていただいた」

■兄の存在意識

 -東筑高は進学校。ラグビーの全国強豪校には進まずにプレーを続ける道を選んだ。

 「小さい頃からラグビーが好きで、当時の大学ラグビーで早大が(現ヤマハ発動機の)五郎丸さんや(NECでプレーし引退した)権丈さんらが在学していて優勝した。こういう強いところでやりたいと思った。(県内強豪の)東福岡も少し考えたが、自宅から遠いし、早大でラグビーがしたいので、しっかり勉強もできると思った。兄も東筑高から早大に進んだ影響もある」

 -ナンバー8でプレーする8学年上の兄・裕太(現・釜石シーウェイブス)の存在が大きい。

 「小1の時に兄は中3で迫力を感じた。ずっと兄を見て追いかけてやってきた。頻繁に連絡を取るわけではないが、兄には『チャンスだから頑張れよ』と励ましてもらった」

 -練習生から昇格した。

 「全試合に出場が目標。目の前の練習、試合で全力でアピールを続ける。パフォーマンスが上がれば、チャンスが出てくる。世界でも通用するレベルのフィジカルの強さを示したい。CTBとしてのパススキルなど、全ての面で成長したい」

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