ソフトバンク守護神争いがゴング 森が「師匠」サファテに宣戦布告

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの森唯斗投手(28)が31日、抑えの前任者で“師匠”でもあるデニス・サファテ投手(38)とのクローザー争いに闘志を燃やした。復活を誓って宮崎入りしたサファテを大歓迎する一方、自身は2年連続で30セーブ以上を挙げるなど実績を積んで迎え撃つ立場。3年ぶりのリーグVと4年連続日本一を狙う2020年も定位置の9回を譲る気はない。

 宮崎入りした森は、早くも気持ちを高ぶらせた。キャンプインを控え「早く野球がしたいという気持ちですね。早くユニホームを着てプレーがしたい。しっかりと自分を追い込んでいきたい」と気合十分。米グアムでの自主トレで日焼けした、真っ黒な顔をぐっと引き締めた。

 今春のキャンプには“師匠”と慕うサファテが初日から参加する。直に顔を合わせるのは昨年のシーズン中以来だ。「しばらく直接は会っていないからね。すごく楽しみですよ。(キャンプ)期間中に何度も一緒に食事に行くだろうし、うれしいことです」と弟分として大歓迎した。

 一方でストッパー争いは過熱する。復活を期すサファテは宮崎入りしたこの日、謙虚に「4回でも」と話したものの、当然目指しているのは守護神だ。サファテ不在の過去2年は森が担っただけに「簡単に『はいどうぞ』とはならない。譲るつもりは毛頭ないです」と、クローザー争いのゴングを打ち鳴らす。

 過去2年で計72セーブをマーク。2018年にはセーブ王にも輝いた。その自負があるからこそ「一番状態のいい人が投げられる場所だから。(今年も)自分が選ばれるように。デニスはもちろんだけど全員がライバルでもある。『味方の敵』という感じ。全員に勝たないと」と意気込む。

 コンディションにも自信がある。昨年6月にプロ入り後初めて負傷離脱を経験したことから、自主トレでは例年通り瞬発、持久系の厳しいトレーニングに加えプールでのメニューを入れるなど、再発防止に取り組んできた。「絶対に離脱することはないように」とシーズン完走を誓う。

 2年間大役を背負い続けた経験を踏まえて、抑えの先輩が歩んできた道のりの偉大さも改めて感じているという。「いろいろ聞きたいこともある。本当にたくさん」。通算250セーブが迫るキング・オブ・クローザーから極意を学ぶとともに、9回の定位置を確かなものにしていく。(山田孝人)

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