ソフトバンク工藤監督が発表 キャンプテーマ「QED」とは

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が31日、春季キャンプのテーマを示した。宮崎入り後、宿舎でミーティングを開き全選手を前に訓示。ラテン後で「証明終了」を意味する「Q.E.D」になぞらえ、疑問を持ち、議論し、努力することの重要性を説いた。2年連続リーグV逸の要因となった故障の防止にもより重きを置き、春の宮崎から3年ぶりのリーグVと4年連続日本一を目指す。

 キャンプ地の宮崎に降り立つと、工藤監督は表情を引き締めた。「2月1日は、緊張感があるからね」。野球人にとって特別な日、それがキャンプインの2月1日だ。それを目前に56歳の指揮官は武者震いしたが、宿舎移動後の全体ミーティングで壇上に立つと、その顔はさらに精悍(せいかん)なものとなった。

 全選手を前に、工藤監督は張りのある声で今キャンプのテーマを伝えた。ミーティング終了後、報道陣の前に姿を現した指揮官は「クエスチョンを持つこと、練習を頑張ること、みんなでディスカッションすること。この三つを大事にしていこうと話をした」と、包み隠さず訓示の内容を披露した。

 指揮官が重要性を説いたのは「Question(疑問)」「Effort(努力)」「Discussion(議論)」だ。「言われたことをやるだけではなくて、自分の中で何か疑問が生まれてこないと。クエスチョンが出た中でディスカッションをしていこう、しっかり自分たちで考えていこうと」。これまで以上に「考える」ことの重要性を説いた上で「それは努力にもつながっていく」と、自分自身で考えた上での努力を求めた。

 それが強さを「証明」することにつながる。「QED」はラテン後で「証明」や「証明終了」を意味する。「そういうこと(三つ)が大事と思っていて、それが何かを証明するということにもつながる。しっかり結果として出て優勝できれば、強さの証明につながる」。指揮官は「ない頭で、必死に考えました」と恥ずかしそうに頭をかきながらも、QEDと掲げたテーマに手応えを見せた。

 4年連続日本一へ向けた策は言葉だけではない。昨季は主力の故障離脱者が続出したこともあり、2年連続でリーグV逸。その反省もあり、今季から1、2軍それぞれに「コンディショニング担当補佐」というポジションを新設した。トレーナーも含め、選手らの体をケアする立場のスタッフを増員。キャンプ中は昨季までに比べ夜間の座学などを減らし、その分を選手らの体のケアに充てる時間を増やす方針だ。抜かりない準備を進める工藤ホークスが、リーグVからの3年連続日本一で圧倒的な強さを「証明」する。(倉成孝史)

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