城島氏語る旧知バレンティン成功の鍵「全力疾走や守備」本人も即反応
◆ソフトバンク春季キャンプ(2日、宮崎・生目の杜運動公園)
バレなら大丈夫! 福岡ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザー(43)が、新加入したウラディミール・バレンティン外野手(35)の活躍に太鼓判を押した。米大リーグのマリナーズ時代には、ともにプレー。日本で昨季まで9シーズンにわたり結果を残している実績に加えて、ホークス球団の環境は外国人選手の活躍を後押しすることも強調した。またキャンプ2日目のこの日は、育成選手に“打撃指導”も行うなど精力的に動き回った。
■「指導はしない」
城島アドバイザーが、2日目は動いた。メイン球場でA組野手の練習を見守り続けた初日から一転、午後からB組が練習を行うサブ球場へ移動。藤本3軍監督の依頼で、育成の黒瀬のフリー打撃をチェックすると、打撃終了後に身ぶり手ぶりで助言を送った。
「前も言ったけど僕は指導はしない。こう打つとかああ打つとかの話はしていないし今後もしない。コーチがいるので、そんな出しゃばったことはしない」
あくまで指導ではないことを強調したが、貴重な時間をもらった側の目は輝いた。「しっかり見てくれてアドバイスをもらいありがたいです」。黒瀬は高校通算97発をマークし将来の大砲候補として期待され入団したものの、結果を残せず現在は育成契約。城島アドバイザーは「自分も現役時にそうだったけど、何がヒントになるかわからない。聞いて捨てる分にはいいんだから情報は多い方がいい」と、自らの助言がブレークのきっかけになることを期待した。
黒瀬に助言を行っていた同時刻、メイン球場ではバレンティンがフリー打撃で快音を響かせていた。実は、城島アドバイザーは米メジャーのマリナーズ時代にともにプレーした。バレンティンはまだメジャーとマイナーを行き来する存在で「まさか日本に来て60発打つとは思わなかった」という。
とはいえ、ホークスでの活躍は確信している。自らも4年間米国でプレーしただけに、異国で戦うことの難しさを理解している。「どこの国に行こうが、その国の文化を学んで、野球を学んでそれを取り入れようとする気持ちがある選手は、成功する」。日本での9シーズンで288本塁打をマークしたバレンティンの能力を誰よりも認めている。
球団の環境も活躍を後押しする要因になるという。「家族など、グラウンドから離れたところのケアをしっかりしなきゃいけないけど、この球団はそれができている。だから外国人選手の活躍の度合いが高い」。さらに「全力疾走や守備をしっかりやるというのを選手が守っているいい伝統がある。おのずとバレンティンもしなきゃいけない」とも強調した。かつての同僚から太鼓判を押されたバレンティンは、全力プレーについて「もちろんです」と約束。城島アドバイザーの存在が、若手も主力も輝かせている。 (倉成孝史)




















