内川、松田宣の内角攻める ソフトバンク新人右腕1軍生き残りへ決意

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(2日、宮崎・生目の杜運動公園)

 福岡ソフトバンクのドラフト3位ルーキーの津森宥紀投手(22)=東北福祉大=が、6日からの第2クールで予定されている打撃投手で、内角を突きまくる「ガチ投球」の披露を宣言した。キャンプ初日から2日連続でブルペン入り。工藤監督からの直接指導を受けながら60球を投げ込んだサイドスロー右腕は、「右打者キラー」として開幕1軍入りをつかみ取る構えだ。

■予定の2倍60球

 津森の投球数が30球に達したころ、後ろで見守っていた工藤監督に声をかけられた。サイドスローの投球フォームを実演する指揮官の動きを見よう見まねで津森は繰り返しつつ、ピッチングは続く。ラストボールが捕手のミットを激しくならすと、満足げにうなずいた工藤監督から笑顔で投球をねぎらわれた。

 熱血指導に乗せられた球数は予定の2倍となる60球。感謝を口にした。「下半身の使い方や、リリースの位置を一定にする練習法についてアドバイスをもらった。いい感覚をつかんで終わりたかったので多めに投げた」。今年の支配下新人で唯一の投手だけに、工藤監督も「(チームに)右のサイドがいないからね」と期待する。

 津森にとって、開幕1軍への“第一関門”を前にありがたい助言だった。「第2クールで打撃投手があるので。しっかり投げられるよう肩や体をつくりたかった」。対戦相手は3年連続で日本一に輝いている強力打線。「すごい打者ばかり。それでも打たれたくないですね」と目をぎらつかせた。

■内川と松田宣意識

 誰に投げるかは未定ながら意識するのは右の強打者である内川や松田宣だ。インステップで右打者の内角を強気に攻めるスタイル。「自分の力がどこまで通用するか。デッドボールはさすがにだめだけど、持ち味を出さないと抑えられない。インハイで空振りが取れたら気持ちいいでしょうね」。強打者相手に「右キラー」としての存在感を示せれば、生き残りへの道は一気に開ける。

 内容よりも結果。最初の勝負どころと肝に銘じている。「とにかく打たれたくない。アピールし続けないといけない立場なんで」。試合さながらの「ガチモード」で抑え込み、開幕1軍へと一直線に突き進むつもりだ。 (長浜幸治)

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