ソフトバンク高橋純に変化 成長感じた投球後の行動/池田親興
◆ソフトバンク春季キャンプ(4日、宮崎・生目の杜運動公園)
フリー打撃に登板した高橋純平の投球をケージ裏で見させてもらった。最速146キロ。球が少し高く浮いた部分はあったが、球速以上のスピード感があった。いい滑り出しになったのではないか。
気になる点はある。ブルペンで100球投げてもへばらないが、この日は50球でバテた。フリー打撃とはいえ打者相手。力んで当然だ。ブルペンでは捕手にバランスよく投げられても、打者に向かうと力が入って上半身主導になった。疲労と、球が浮いた主な原因だ。いかに下半身主導で投げるか。彼自身も課題は十分に理解している。調整、実戦の繰り返しで克服可能だ。
投球後、見守っていた工藤監督に自分から意見を求めに行った。自分がどういう状態だったかを冷静に説明している姿を見て成長を感じた。昨季の経験、実績が自信になっている。先発転向へ自覚を持って課題に取り組んでいる証拠でもある。考え方が変わったから行動が変わったし、行動するから目標が変わった。当然、結果も変わってくる。
先発ローテで確定しているのは、千賀と高橋礼だけ。故障明けの選手も多い。競争は激しいが、このチャンスを逃さず、つかんでもらいたい。 (西日本スポーツ評論家)