ソフトバンク高橋純が先発転向へ「脱・牛丼特盛」映画見て食習慣が一変

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(4日、宮崎・生目の杜運動公園)

 ドラ1対決は貫禄勝ち!! 福岡ソフトバンクの高橋純平投手(22)が4日、A組のフリー打撃に初めて登板した。ドラフト1位ルーキーの佐藤直樹(JR西日本)に対して、「オール直球」と打者が球種を分かっている上で20球を投げ、安打性の当たりはわずか1本。3度空振りを奪うなど、同じくドラフト1位で2016年に入団した先輩右腕が意地を示した。最速は146キロ。先発転向へ順調な調整ぶりを見せた。

 即戦力のドラフト1位ルーキーを高橋純が力でねじ伏せた。佐藤への初球、名刺代わりに投げ込んだ高めの真っすぐでバットに空を切らせた。全て直球を投げると打者も分かっているフリー打撃で、20球を投げ込んで安打性の打球はわずか1本。3球団競合の末にドラフト1位で2016年に入団した「ドラ1の先輩」がプロのレベルを見せつけた。

 「初球から全力で投げられたことはよかった」と胸をなで下ろした一方、外野深くに打球を飛ばされた場面に「ルーキーにあそこまで飛ばされちゃだめ、自分がへぼい」とプライドをのぞかせた。プロの投手相手に打席に入ったのは、初めてだった佐藤。打席を離れると「(アマの投手とは)キレが全く違う。別次元のキレだ」と舌を巻いた。

■真砂のバットへし折った

 昨年12試合に出場した真砂とも対戦し、最速146キロを計測した真っすぐでバットをへし折った。佐藤と真砂にオール直球で計41球を投げ安打性は4本。球種が分かった上での対戦ということを考慮すれば上出来な数字と言えるが「最後は球が垂れてしまった。先発転向がそんなに甘くないことは分かっている」と気を緩めることはない。投球を見守っていた工藤監督は「しっかりと投げられて課題が見つかったのはいいこと。ここからだと思います」と期待していた。

 先発転向に向けて体質改善にも取り組んでいる。頻繁に牛丼チェーン大手「吉野家」に通っては特盛をかき込んでいたが一転。肉類を避け、温野菜や納豆、豆腐など野菜中心の食事を続けている。きっかけは知人に紹介されて最近見たという映画「ザ・ゲームチェンジャーズ」だ。世界のトップアスリートが菜食の有能性を語るドキュメンタリーに感化されたといい、「何かが変わってくれれば」と試しているという。

 5日の休日を挟み、6日から始まる第2クールでは実戦的な練習が始まる。工藤監督が「先発陣のバックアップになるか、(ローテーションの)6人に入るかは結果を踏まえてしっかり考えたい。長いイニングを投げられるというのを見せてもらいたい」と課題を挙げたように、先発転向への道のりは平たんではない。「どんどんアピールを続けたい」。先発ローテの座をつかむべく、右腕が調整のペースを上げる。 (長浜幸治)

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