東洋大・相沢がV候補筆頭 瀬古氏が絶賛 クロカン日本選手権が22日に福岡で号砲

西日本スポーツ 末継 智章

 陸上の日本選手権クロスカントリー(22日、福岡市・海の中道海浜公園)の主なエントリー選手が5日発表され、シニア男子(10キロ)には昨秋からの大学駅伝3大大会(出雲、全日本、箱根)ですべて区間新記録をマークした相沢晃(東洋大)らが名を連ねた。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは4月に旭化成へ入社する相沢を優勝候補の筆頭に挙げ、トラックの1万メートルでの日本記録更新や東京五輪出場につながるよう、勢いのつく快走を期待した。

 2017年王者の鬼塚翔太(東海大)=福岡・大牟田高出身=や箱根駅伝6区区間新の館沢亨次(同)ら次世代のエース候補が集う今大会。その中で瀬古リーダーが期待の選手として真っ先に挙げたのが相沢だった。「彼は1万メートルの五輪参加標準記録を破る力がある。ここ(クロカン)でしっかり走り、春の記録会につなげてほしい」

 トラック種目で東京五輪に出るには4月に本格化するトラックシーズンで世界陸連が設定した参加標準記録を突破するか、世界ランキングで一定の順位に入る必要がある。男子1万メートルの同記録は27分28秒00で日本記録(27分29秒69)を上回る高いハードルだ。

 それでも瀬古リーダーは箱根駅伝のエース区間と呼ばれる2区(23・1キロ)で史上初の1時間5分台を出した相沢を「体幹が強く、腕も振れるなど走りの基本をすべて持っている」と絶賛。「将来的にマラソン選手として育ってほしいけど、五輪に近いということでトラックを選んだと思う。勢いをつけるためにもここ(クロカン)が大事」と結果を求めた。18年大会を制して同年秋のシカゴ・マラソンで日本新記録を樹立した大迫傑(ナイキ)のように、相沢がクロカンで弾みをつけ、高みを目指す。 (末継智章)

田中が連覇狙う シニア女子

 シニア女子(8キロ)には前回優勝の田中(豊田自動織機TC)が出場する。昨秋の世界選手権女子5000メートル予選で東京五輪参加標準記録(15分10秒00)を突破すると、決勝で日本歴代2位の15分0秒01をマークした。五輪出場が有力で、瀬古リーダーは「東京五輪では入賞も狙える。もっと長い距離も走るよう育ってほしい」と将来のマラソン挑戦も期待した。

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