J2福岡のルーキー東家 後輩の冨安に学んだ練習姿勢 チーム初の新人開幕弾狙う

西日本スポーツ 末継 智章

 あるぞデビュー弾!! 中京大からJ2アビスパ福岡に今季加入したFW東家聡樹(22)が6日、新人ではクラブ初となる開幕戦ゴールを目標に掲げた。1日のJ2金沢との練習試合で先発出場して決定機をつくるなど猛アピール中で、長谷部茂利監督(48)も先発候補の1人として期待する。アビスパのユース時代、現日本代表DF冨安健洋(21)=ボローニャ=の1学年先輩だったストライカーは、はるか先を行く後輩に続いてスターダムへと駆け上がる意気込みだ。

練習試合で猛アピール

 穏やかな顔つきと口調の中にも闘志が見える。1月28日から2月8日まで宮崎市内で続くアビスパ福岡のキャンプ。プロ1年目の東家は3試合(非公開を含む)行った練習試合を通じ、手応えをつかんだ。

 「毎試合決定機をつくれている。後は決定力。開幕戦でチャンスをつかみ、ものにしたい」。狙うは23日の北九州との開幕福岡ダービー(ミクニワールドスタジアム北九州)でのデビュー弾だ。

 186センチの長身ながら足元が器用で、相手DFの裏へ抜け出すスピードも持ち、昨年の東海学生リーグでは21得点を挙げて得点王に輝いた逸材だ。それでも謙虚さを忘れず、練習試合で2トップを組む33歳の城後からは位置取りや守備でのボールの追い方などを進んで学んでいる。

 東家自身は「まだ自分にはこれがいいと思える特徴がない。城後さんや森本(貴幸)さんといったいろんな先輩FWを見て高めないと」と厳しい自己評価を下すが、長谷部監督の期待は大きい。「非常にスピードがあり、縦への抜け出し(の速さ)が長所。もちろん競争に入っている」と開幕スタメン起用にも含みを持たせた。

トップ組む城後に師事

 謙虚な姿勢はアビスパのユースで1学年後輩だった冨安の影響が大きい。冨安は高校2年の時にトップチームの練習に参加し、天皇杯で公式戦デビューを果たしたが、ユースに戻っても先輩を敬い、練習も手を抜かなかったという。東家は「自分も謙虚にやらないと」と気づかされた。チームは5日に非公開の練習試合を行ったため、6日はパス回しなどの軽めのメニューで終わったが、東家は居残りでクロスに合わせるシュート練習を繰り返した。

 コンディション不良で出遅れていた新加入のファンマも開幕には間に合う見通し。城後や森本らもいるFWの争いは過酷だ。「焦らず先を見据えて取り組んでいる。ただ、開幕まであと2週間で、監督に途中ででも出したら面白いと思われる選手になる」と東家。謙虚さの裏に野心をのぞかせている。 (末継智章)

PR

アビスパ福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ