小久保氏、城島氏、斉藤和巳氏…キャンプ地に集結の光景に「違和感」

西日本スポーツ 石田 泰隆

 ◆タカ番記者コラム「好球筆打」

 ホークス宮崎キャンプ第2クールは初日から華やかだった。この日は球団OBで、侍ジャパン前監督で野球解説者の小久保裕紀氏が訪問。グラウンドでは城島健司球団会長付特別アドバイザーと談笑する姿が見られるなど、ホークスファンにはたまらないであろうツーショットが実現した。

 2人がそろってグラウンドに立つのは、2018年の春季キャンプ中に宮崎で行われたジャイアンツとホークスのOB戦以来ではなかろうか。しかも、この日は同時期に絶対的エースとして君臨していた斉藤和巳氏(本紙評論家)までもが取材のため、キャンプ地を訪れていた。「奇跡のスリーショット」とはならなかったが、メイン球場が華やいだことだけは間違いない。

 たった一つ、残念というか、無念に思えたのは、現役引退後、誰一人として、いまだにホークスのユニホームに袖を通してないことだ。こればかりは「縁」と「タイミング」があるとはいえ、いまや常勝になりつつあるホークスの礎を築いた人たちが“外”から野球を見ていることに、ただただ違和感しかない。

 もちろん、今キャンプから城島氏が前記した役職で15年ぶりにチームに復帰したものの、置かれた立場に配慮し表立って技術指導を行うことは、ほぼない。そういうものを第三者ながらに見ていると、どこか「もったいない」と思えてならない。そう感じる人は少なくないはずだ。

 もしかしたら本人たちが復帰に否定的なのか?とも考えたが、そんなわけがない。この日のシートノックを見終わった小久保氏の言葉を聞いて、その思いは確信に変わった。

 「やっぱりこのチームのノックは12球団一やな。俺は全球団のキャンプを見て回るから、よく分かる。まだキャンプ第2クールで体力があり余っていることを差し引いても、みんな一つ一つの動きがキビキビしているし、声も出ている。このノックを見るだけで、このチームがなぜ強さを維持できているかが分かるよ」

 発する言葉から、後輩たちへの愛情があふれ出た。同時にこちらは、その基礎、伝統を築いたのは小久保氏らであることを、再確認したのでもあった。 (石田泰隆)

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