達川光男氏の視点 城島の存在が「必ず甲斐を助けるよ」

西日本スポーツ

 ◆タカ番記者コラム「好球筆打」

 「対岸の火事」では済まされない。キャンプ地同士を直線距離で結ぶと30キロにも満たないであろう巨人軍で、インフルエンザが流行しそうだという。7日は坂本、沢村ら3人がインフルエンザA型と診断されたと球団が発表。坂本は1月にも罹患(りかん)しており、不運が重なった。

 加えて、今年は新型コロナウイルスによる肺炎が感染拡大しており、マスクが手放せない状況にある。ホークスのキャンプ地でもマスク姿の人をあちこちで見かける。できれば健康に害を及ぼすようなウイルスには近寄ってきてほしくないものだ。

 一方で、来訪を歓迎されるものもある。もちろん、こちらはウイルスではない。広島で監督、ホークスでヘッドコーチを務めるなど、プロ野球界でれっきとした実績を誇るあの方だ。そう、話しだしたら止まらない、達川光男氏だ。

 この日からキャンプ地へのあいさつ回りをスタートさせ、真っ先に訪れたのがホークスだったようだ。あいにくの雨で室内練習だったが、顔を見るやいなや、多くの選手が「ヘッド」と当時の呼称であいさつに出向いていた。いかに、達川氏が慕われていたか分かる光景だった。

 そんな達川氏は城島球団会長付特別アドバイザーとの再会を喜んでいた。ダイエー(現ソフトバンク)コーチ時代の最初の教え子でもあるだけに、思い入れも人一倍のようだったが、そんな城島氏が「甲斐はいい捕手ですね」と自ら切り出したことで、甲斐のさらなる成長を確信したという。

 「ジョー(城島氏)の存在は必ず甲斐を助けるよ。甲斐は試合に出だして実質4年目じゃろ。捕って、投げてはすごいけど、リードのいろははまだまだひよっこよ。それをメジャーでも苦労したジョーが経験談として助言してくれる。ジョーがあいつをひな鳥にしてくれるよ。しかも、ジョーは監督の性格を誰よりも知る。どんな時でも甲斐の味方になってくれる思うで」

 捕手は捕手を知る。球場到着後は「はしゃがず、出しゃばらず」と自らに言い聞かせていた達川氏だが、やはり話しだすと止まらなかった。これもホークスを愛するが故に違いない。(石田泰隆)

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