ありえへん?オリファン家庭で育ったソフトバンク新人チア 「心残り」大阪で出番カットの大珍事

西日本スポーツ

 ソフトバンク公式ダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」2020年度メンバー20人の活動が始まった。応募者約100人の中からオーディションを勝ち上がった個性派ぞろい。今季新たに加わったAsukaは兵庫出身、両親はオリックスのファンで父はイチローをこよなく愛した。

 幼い頃にオリックスや、阪神の試合を見に行った。「学校でオリックスの試合のチケットが配られて。最初、めっちゃ負けてて。アカンやろな…みたいな雰囲気で、みんな帰るぐらいの勢いやったんですけど。8点ぐらい差つけられてたんですけど、突然追い上げ始めて、逆転して。みんなシュンとなってたのに、ウオー!みたいになったのをすごく覚えてます」。強く残った印象が、やがて球場へとつながる道にもなった。

 学生時代にダンスに親しみ、やがて本格的に習うようにもなった。ソフトバンクは特別ユニホームを着て戦う恒例イベント「鷹の祭典」を2014年から大阪でも実施。4年目の17年、Asukaはそのオープニングセレモニーで踊る機会に恵まれた。

 「初めて大観衆の前で踊って、すごく感動して。こんな大人数の中で踊れるのすごいなって。それから、一番は『ハニーズかわいいな』って。あんまり近くでは踊れなかったんですけど、後ろで踊ってて、あっち側に行きたいなってすごく思ってました」

 とにかくインパクト大の一日だった。「衝撃的だったのは、立ち位置までめっちゃ走るやん…と思って(笑)。これを毎回やってるの、すごいなって。朝も早かったんですけど、ハニーズの方はもう、衣装を着てて。こんな朝早くからやってるのも、すごいなって」。大阪でのナイターだったが、ソフトバンクの主催試合。チームの試合前練習に間に合わせるために、午前7時集合のスケジュールだった。

 ハプニングがあった。試合がなかなか終わらない。「裏で2時間ぐらい立ってました。グラウンドの扉の向こうにいたんで、ときどき来る情報だけで試合の様子も全然分からんくて。予定では(午後)9時ぐらいの本番やったんですけど、11時になっても延長で」。試合は延長12回、5時間45分の熱戦の末に10-10の引き分け。ファンの交通手段を確保するため、見せ場の試合後セレモニーはカットされてしまったのだ。「心残りがありました。セレモニー、出たかったなって」。それも原動力になった。

 他球団のチアにも興味はあったが「ハニーズに一番行きたかった」。満を持してのオーディション。「受かると思ってなくて、本当に。受かった後も、1月に練習が始まるまで実感が湧かなかったです」。もっとも、無用な遠慮はない。「まだ研究しているところですけど、今までのハニーズと違うパフォーマンスがしたいって思ってて。新しいキャラクターを確立したいです」。初めて地元関西を離れた。関西弁はやすやすとは抜けない。「標準語を練習してますけど、うまくいかないです。ちょっと諦めかけてます」と苦笑いした。

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