毎朝5分モミアゲ手入れ 肉まん大好き助っ投、レルーという男/復刻

西日本スポーツ

 ◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの宮崎春季キャンプを、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 11年2月18日は独創的なもみあげが光る新助っ人が西日本スポーツのインタビューに応じ、思いの丈を語りました(年齢などは当時)。

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新戦力の本音に迫るロングインタビュー『shキーマンに聞く』キャンプ編第4回はアンソニー・レルー投手(28)=前ロイヤルズ、右投げ左打ち=に登場してもらった。身長194センチの巨体に独特のデザインにカットしたもみあげは早くもファンの注目の的。昨年11月のベネズエラのウインターリーグではノーヒットノーランを記録し、日本球界で自身2度目の快挙を狙う。チームでは希少な右の先発候補。陽気な右腕が成功の鍵に挙げたのは「省エネ投法」だった。(聞き手・構成=山根 崇)

 -ここまでのキャンプを振り返って

 「すごく気に入っている。自分のやるべきことをやって、順調にきている。日本語をもう少し覚えていきたい。他の野手と球場内外でもいろんなコミュニケーションをとれるからね。文化や環境に適応するのは成功するために必要なことだから。数字は1から6まで覚えたよ。『こんにちは』『ありがとう』とか日常で使う言葉もちょっとだけね」

 -日本の食事は

 「肉まんがおいしかった。白いバンズに豚肉を包んでね。自宅でつくれたらいいね。牛タンもすごく美味。うどん、そばも両方好きだよ。みそスープやゴマドレッシングにもはまっている。もともと料理が大好きで、アメリカの自宅周辺ではグリルを使ってバーベキューとかするんだ。ホールトンに福岡で住むマンションの近くにもビーチがあって、そこでバーベキューができると聞いている。家族ぐるみで行くのを楽しみにしているよ。もちろん日本の料理にも挑戦したいね」

 -所属するチームでいつも人気者だったと聞いている。雰囲気を明るくするために心掛けていることは

 「みんなを笑わせるのが大好きなんだ。周囲の緊張をほぐしたり、退屈したりしないように考えている。ただ、やりすぎたらいけないので“空気を読んで”からね。やっていいときといけないときは分かっているよ」

 -もみあげや眉毛も独特だ

 「父も祖父ももみあげを伸ばしていたから、自分も伸ばしているんだ。朝の手入れの時間は5分くらい。今のもみあげの形は特に何かを意味したものではないけど、これからどんどんいろんな形、創造的なデザインに変えていこうと思っている。楽しみにしていてほしいね」

 -ファッションにもこだわりがあるのか

 「アメリカではピンクのサングラスをかけたら目立ったけど、ホークスには派手な色のものを身につけている選手が多いからなあ。日本には自分に合うサイズの服は少ないけど、靴とかも明るい色のものを履いていくかもね」

 -調整はどのくらいまで進んでいるのか

 「いい状態だと思う。アメリカとは違う練習メニューでランニングが多い。体調面でいえば98%と言えるかな。15日にフリー打撃の打撃投手を務めたけど、(19日に登板を予定している)紅白戦とは違うし、他のチームを相手に投げるのとも違う。その辺りはやってみないと分からない部分はある」

 -日本でのプレーを選んだきっかけは

 「ずっとアメリカでプレーしていたけど、周囲から『ベネズエラはオフに野球をするにはいいところだ』と勧められて行ってみたら本当にいい経験ができた。今回ホークスからオファーが来て、みんなから『ぜひ行くべきだ』と言われ、決断したんだ。人工芝の球場で試合をするのが楽しみ。アメリカは天然芝の球場がほとんど。自分が人工芝でプレーしたのはミネソタの1カ所ぐらいじゃないかな」

 -日本の打者はバットに当てるのがうまいと話していた。抑えるために重視していることは

 「当ててくる打者はゴロを打たせてアウトを取ることが大事。早いカウントで打たせれば、球数を少なくすることもできるし、長いイニングを投げられる。19日の紅白戦も予定されたイニングをできるだけ球数を少なく終わらせたい。走者を出さないことが理想だが、もし走者を出したらキャンプで練習しているバント処理やサインプレーを確認したい。いつも接しているカブレラとは対戦したかったけどね。彼は出場しないみたいだから残念。ホークス打線は手ごわそうだけど、しっかり抑えて首脳陣にアピールしたい」

(2011年2月19日付、西日本スポーツより)

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