ソフトバンク中村晃「塁に出てホームランも打てて」新選手会長のこだわりは
西スポのインタビュー企画「キーマンに聞く」春季キャンプ第3弾は新選手会長の中村晃外野手(30)を直撃した。13年目のキャンプイン早々、打撃の見直しに着手したことを告白。今年のチームでの「ニーズ」を考えた上でアレンジ中という。昨年は自律神経失調症で一時、治療に専念。その上で引き継いだ選手会長の責を語る言葉からも、チームを回す“大きな歯車”を目指す姿が浮かんできた。 (聞き手・構成=森淳)
■塁に出て本塁打も打てて
-オフは体の柔軟性を求めて取り組んできた。
「そうですね、ただキャンプの練習がきついんで(笑)。実感はこれからじゃないですか」
-今春は城島球団会長付特別アドバイザーが来訪。会話する機会は。
「ホテルの食事会場で内川さん、高谷さんと一緒に話させてもらうことがありました。打撃のこととか、いろいろ」
-何か感じたことは。
「やっぱりいろいろ考えて、見てらっしゃる。まさに勝ってきたチームの捕手。これからまた、いろいろ学ばせてもらえると思っています」
-打撃の様子を見ると、考え抜いているようだ。首をかしげる姿も。
「試行錯誤している途中ですね。前みたいにバットを短く持ったりして。今年は出塁率を上げることが一番。そのためにどうしたらいいか」
-出塁率の向上に思い至ったきっかけは。
「今年は大きいのを打つ打者がまた一人増えた(バレンティン加入)。それ以外のところで勝負しないと、チームとしてもうまく回っていかない。僕は塁に出て、ホームランも打てて、みたいなイメージです」
-近年は長打力アップを目指してきた。
「ここ数年やってきた。その上で出塁するスタイルも戻せれば、また違う自分が出せるのかなと。そんなにうまくいくかは分からないですけどね」
-出塁率を押し上げる具体的なイメージは。
「やっぱり四球を取らないといけない。球を長く見て、見極めて」
-以前は見送れた球が…ということもあった。
「打つポイントが前にあったので、見極める時間は短くなる。バットが出て、振ってしまう可能性は高い。短く持てば打つポイントは一つ(体に)近づけやすい。速くバットを出せるんで」
-すぐ思い出せる?
「いや、全く違うバッティングをしていたんで、思い出せるかどうかは分からない。パッとできるものでもない」
-バットを短く持つのはいつ試し始めたか。
「こっち(宮崎)に来てから。1クール目、キャンプが始まってすぐですね。バットがあんまり振れていない感じもあって。結構走ったから、バテバテだったのもありましたけど(笑)」
-試した実感は。
「バットも違うので、前と同じ感覚は出しづらいですね。前のバットは太めだった。グリップもタイ・カッブ(グリップエンドに向けてなだらかに太くなる形状)気味で手元に重心がある。今のバットは先の方に重心があるし、グリップの形も普通のタイプです」




















