サンウルブズ布巻「黄金世代」の活躍励み 2戦連続先発のチーフス戦を前にインタビュー
スーパーラグビー(SR)参戦5季目で初の白星スタートを切った日本チーム、サンウルブズは15日、チーフス(ニュージーランド)との第2戦(東京・秩父宮ラグビー場)に臨む。2戦連続で先発出場する東福岡高出身のフランカー布巻峻介(27)がインタビューに応じ、過去のチームとの違いやSRの魅力、そしてWTB福岡堅樹(パナソニック)やSH流大(サントリー)ら「黄金世代」と称される同学年の選手への思いなどを語った。 (聞き手・取材=大窪正一)
■多国籍でもリスペクトでまとまり
-注目度は高くなく、期待も薄かったチームが好スタートを切った。
「自分が思っていたよりも『チーム』になっている。完璧とはいえないが、与えられた期間の中でいい準備ができた手応えはあった」
-ラストシーズンの開幕戦が地元福岡だった。
「大好きな地元でスタートを切れて幸せだった。家族や友人もたくさん来てくれた」
-2017年、18年シーズンもサンウルブズでプレーした。過去との違いや共通点は?
「共通点は毎年さまざまな国の人が集まっている多国籍の点。今季は日本代表の選手がいなくて、初めてSRでプレーする選手も多い点は違うが、それが強みになりつつある。お互いにリスペクトし合うことでまとまりが生まれている」
■黄金世代活躍刺激に切磋琢磨
-昨年、日本代表候補として経験した「ワンチーム」がチームづくりに生かされているのでは。
「確かにあの経験は大きい。日本代表も多国籍集団だった。まとまる苦労はあるが、その大変さを乗り越えれば、その先に大きな結果が残せることを示した。やってきたことが間違っていなかった自負はある」
-日本代表を争った候補メンバーの中でも人望が厚かった。ライバルだったSH流大はツイッターで「同級生で1番尊敬してる仲間」と、サンウルブズ入りの決断にエールを送っていた。
「自分のことをリスペクトしてくれるのはありがたいこと」
-流だけでなく、WTB福岡堅樹や松島幸太朗など「黄金世代」と称される人材がそろう。同学年の存在が自身に与えている影響は?
「自分たちの学年はいま思えば本当にすごいメンバーがそろっていた。彼らの活躍は励みになり、刺激になっている。互いに切磋琢磨(せっさたくま)してレベルアップができればいい」
-今季のサンウルブズの特徴や魅力は?
「あまり型にはまらない。各選手の発想や考えが尊重されたラグビー。ガチガチの決まり切ったスタイルではない。もちろん、越えてはいけない一線はあるが、決めた枠の中で自由にラグビーをしていく」
-15日は好調のチーフスと対戦する。
「準備して自分たちのラグビーを貫くことが重要。自分たちはどこからでもアタックするし、(相手は)何をするか分からない。ディフェンスの粘り強さもある。見ていて、面白いと思う。その分、判断力がめちゃくちゃ重要になる」
■型はまらない自分たちのラグビー貫く
-観客に「にわか」ファンも増えた。トップリーグ(TL)とSRの違いを端的に説明するとしたら?
「TLも毎年レベルアップしているが、やはりSRのほうがレベルの高いチームが多い。より、ラグビーの醍醐味(だいごみ)を味わえるのではないか。分かりやすい派手なプレーもTLより多いし、楽しめるのではないか。一つ一つのプレーも激しい」
-あえて選んだいばらの道。サンウルブズの活躍が3年後のワールドカップ(W杯)への道を切り開くことにもつながる。
「そこは今考えていない。目の前の練習、試合に集中してレベルアップすることだけを考えている」































