【クローズアップ】大野次のステージへ
また一つ階段を上った。2日目3Rで絶好枠を生かした大野芳顕(34)=福岡=は、これがフル世代のG1では初勝利。デビューから時間は掛かったが、「同じG1の白星でも、やっぱり新鋭王座とは違う」と感慨深げ。しかも、初日から(2)(1)と好調だけに、まだここがゴールではない。
機力も上昇一途。福岡支部屈指のペラ調整力を遺憾なく発揮している。「行き足に余裕があって伸びもいい」。課題はターンでのロスだが、これは言い換えればエンジンの伸びしろ。すでに対策は練ってあり、中盤以降もパワーの面でアドバンテージを取れるのは間違いない。
近況の活躍を見れば意外だが、前期(昨年5~10月)がA1初昇格。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、出世の階段を猛スピードで駆け上がっている。「やっぱりG1は学ぶことが一般戦とは段違い。もっと自分を成長させるためにも、このまま周年やSGに定着できるようにならないと」
そのために、自分にとって何が必要なのかはハッキリ分かっている。「エンジンの整備力はG1でも通用する自信がある。あとはどれだけ旋回力を伸ばせるかだと思う」。その意味では4、6枠回りの3日目は今後を占う上でも試金石。次のステージに進むためにも、全身全霊でこの2走に挑む。 (森 大輔)





























