「あ、ここで踊りたい」 私がソフトバンク公式チアを目指すと決めた、黄色く染まったあの日

西日本スポーツ

 ソフトバンク公式ダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」2020年度メンバー20人の活動が始まった。応募者約100人の中からオーディションを勝ち上がった個性派ぞろい。4年目のLisaの携帯電話には、あの日、球場で撮った写真がずっと残っている。

 工藤監督就任1年目、チームは優勝マジックを減らし、リーグ連覇へ突き進んでいるところだった。2015年9月4日。スタンドのファンは恒例イベント「鷹の祭典」の、その年のテーマカラーだった黄色のユニホーム一色だった。

 「(試合前の)オープニングパフォーマンスを見て、あんなに広いグラウンドでハニーズが踊ってるのを見て、すごく感動して。『あ、私、ここで踊りたい』って。一番大きかったです。多分あの試合に行ってなかったら、私、ここ(ハニーズ)にいないと思います」

 3歳からクラシックバレエを習い、高校に入ってジャズダンスを始めた。「(ハニーズの)OGの方にバレエの先輩がいらっしゃったり、学校の友達も『ハニーズダンススクール』に通っている子が結構いたりしたので。『私も踊りたいな』とは漠然とは思っていたんです」。不思議とグラウンドにつながる糸が、いくつもあった。

 祖父が地元新聞社のカメラマンで、プロ野球も撮っていた。母は地元テレビ局で働き、ダイエーに買収されたホークスが福岡にやってくると、取材現場に駆り出されていた。それで当時のホークスに詳しい。そんな縁もあって、小学生時代に職業体験企画でヤフードーム(当時)を訪れて、若手だった城所(現ソフトバンク球団職員)に質問した。「その日、その後に試合を見て、がっつりホークスにハマったんですよね」。ちなみにホークスと直接の関係はないが、父も甲子園を目指した元球児だった。

 気がつけばハニーズで4年目になった。「3年間で結構いろんなことさせていただいた。踊りは自分の培ってきたものを生かしていく。それから、私は結構、話すことが好きで。『話す』って、スタンドにいるときとか、お客さまの近くで自分を発信して、盛り上げられる最強の武器じゃないかと思っているので。お客さまとの交流を、すごく大事にしたいと思っています」。広いグラウンドで踊り続け、今は近い距離のコミュニケーションへの興味が強くなっている。

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