秋山監督が張本勲氏ばり「喝だよ」コーチ交え緊急ミーティング/復刻

西日本スポーツ

 ◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの宮崎春季キャンプを、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 10年2月20日は秋山監督が悩める左腕を監督・コーチ室へ呼び出し、叱咤(しった)激励。ご意見番・張本勲氏ばりの言い回しで思いを語りました(年齢などは当時)。

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 悩める左腕に喝! 開幕ローテ入りが濃厚の大隣憲司投手(25)が20日の紅白戦で実戦初登板に臨み、3回5安打4失点と沈没した。紅組で先発したが、3回に4連打を浴びるなど大きな不安を残す内容。試合後には秋山監督から監督・コーチ室に呼び出され、カツを入れられた。一方、白組先発の杉内俊哉投手(29)は3回1安打無失点と文句なし。2年ぶり2度目の開幕投手に向けて、仕上がりは順調だ。

 試合後の大隣が秋山監督から監督・コーチ室に呼び出された。高山投手コーチらも交えた緊急ミーティング。詳細こそ明かさなかったが指揮官は「喝だよ」と説明した。3回5安打4失点と精彩を欠いた左腕に、厳しい言葉が浴びせられた。

 完全復調をアピールすべく先発した。キャンプ序盤には異例の「絶不調宣言」が飛び出すなど、開幕ローテが確実視されたはずの左腕がもがき苦しんだ。一時は胸元に変更したワインドアップに入る前のグラブ位置をベルト付近に再変更。ブルペン投球を通じ、投球フォームを固めるのに必死だった。

 初回は好調松田をカウント2-2から内角139キロで見逃し三振。2回は1死一、二塁から村松をスライダーで空振り三振に仕留めた。「ボール自体は悪くなかった。インコースもきっちりつけた」と手応えもある。だが、3回は四球から荒川、本多、川崎、松田と4連打を浴び4失点。ボールが先行し、狙い球を絞られた。「調子は悪くなかったけど、打たれた球は甘かった。投げ急いでしまった部分もある」と反省の弁を連ねた。

 3回無失点の杉内と比較すると、物足りない結果に終わった。秋山監督は「配球が良くなかった。球の質は悪くないし、捕手の勉強不足」とかばったが、大隣自身は「ボール先行で配球が偏り、失点につながってしまった」と自らを責めた。

 今後はオープン戦で調整を進める。「フォームもボールも悪くなかった。納得いく球も増えている。これからもっとアピールしていきたい」。開幕まであと1カ月。指揮官の猛ゲキを胸に秘め、上昇カーブをイメージしていた。(小畑大悟)

(2010年2月21日付、西日本スポーツより)

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