不惑目前の松坂に熱いメッセージ 秋山氏「俺は40歳でやめたのよ」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 松坂大輔秋山幸二氏が直撃3

 14年ぶりに古巣復帰した西武の松坂大輔投手(39)が西日本スポーツ評論家の秋山幸二氏(57)に復活に懸ける思いを語った。9月で不惑となる「平成の怪物」は同学年のソフトバンク・和田毅投手との投げ合いを熱望。互いに肩や肘の故障を乗り越えて迎える再戦に思いをはせた。秋山氏は現在の松坂と同じ40歳シーズンに現役引退。黄金時代を知るレオのレジェンドとして松坂に「フレッシュマン」とエールを送った。(構成=小畑大悟、本文敬称略)(全3回の3)

(2からつづく)

       ◇    ◇

-どん底という言葉も口にしたが、これまで一番苦しかったことは。

 松坂 やっぱりけがをして、手術を受けて、リハビリ中に先が見えないときですね。僕より先に手術を受けた人にどういう状態でリハビリをやっていたか話を聞いて、みんな(状態が)上がったり、下がったりという苦しい中で復帰していると言っていた。実際、そうなんだなって。

 秋山 焦りも出てきたりね。

 松坂 ありました。早く投げたい、早く戻ってきてほしいと言われたらなおさらですよね。焦りもあって、ちょっと投げられるようになったら強度を上げてみようと。強度を上げると反動が出る。本当に難しかった。それを経験してきたからこそ、投げられるようになって維持の仕方や強弱の付け方も覚えたと思う。

 秋山 テクニック的なところも変わってくるよね。今できる中で勝負するための方法を新しく。

 松坂 しっかり投げられるようになってくる中で新しい試みというか、自分の中でこの状態で勝つためにはどうしたらいいかって。新しい取り組みがあるので、それができれば。満足できるボールを投げたいのもそうですけど、やっぱり一番は自分が投げることでチームが勝てるようになることなので。そういう形で実を結べたらいいなと。

 秋山 今、一生懸命に取り組んでいる。階段を一歩ずつ上がっていくところだね。

 松坂 はい。歩幅が狭いんですけど。

-シーズン中に40歳を迎える。18歳でプロに入ったとき、40歳の自分をどのようにイメージしていたのか。

 松坂 18歳のときは、まだバリバリでけがなんか知らずに150キロをバンバン投げているイメージしかしていなかった。それとは真逆の状態ですけど、自分の中ではそうじゃなくなったときの準備は若いときからしてきたつもりなので。それをフル活用して何とかなるのかならないのか。今までの経験を十分に生かしていきたいですね。

 秋山 まあ、40歳だからどうのこうのというのははあんまりない。

 松坂 (秋山氏が)特例です。

 秋山 いや、俺は40歳でやめたのよ。でも線引きって人それぞれ違うんでね。意識しない人はまだまだいけるんだよ。イチローなんかでも45歳までやったじゃん。俺もいけそうな感じがしたもんね。腰をやって「手術を受けないといけない」と言われたもんで。(日本では前例がなく)無理だと思ってやめちゃった。年齢って、人それぞれ違うんだ。

 松坂 言われると確かに今年で40歳かと思うんですけど、普段40歳を意識することはないんですよね。

 秋山 だからまだまだ先を見ているはず。見ていてほしいと思うんだ。

 松坂 とは言っても、なかなか先を見ながら野球はできないんで…。一日一日というか、この一年乗り切って、また次の年につなげたい、つなげなきゃいけないと思っています。

 秋山 まだまだベテランとは言わない。フレッシュマンだよ。

 松坂 気持ちはまだ若いつもりでいるんで!

(おわり)

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング