ソフトバンク上林「首位打者取りたい」手本はあのメジャーリーガー

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(18日=休日)

 「秋山スタイル」で定位置も首位打者も取る!! 福岡ソフトバンクホークスの上林誠知外野手(24)が、米大リーグのレッズに移籍した秋山翔吾外野手(31)の打撃スタイルを参考に安打量産と首位打者を狙う。昨季は右手骨折の影響で打率1割9分4厘に沈んだ24歳。18日は、外野のレギュラー再奪取に向けて休日返上で約40分間打ち込んだ。日本で首位打者に1度、最多安打に4度輝いた秋山を目標に、タカのヒットマンを目指す。

淡々と250スイング

 しんと静まった室内練習場に乾いた打球音だけが響いた。A組野手で唯一、休日返上でトレーニングした上林はティー打撃、マシン打撃を計40分、約250スイングをこなした。「(第4クールは)雨で2日間(練習が)短かった。昨日(17日)の練習でいい感覚をつかめたので、それを確かめようとしただけ」。快音を連発しながらも、淡々とした表情は変わらなかった。

 巻き返しを図る今季、本塁打よりも安打を重視するスタイルへの変更を決断した。「理想像は秋山さん。ずっと最多安打のタイトルを取られている人なので」。昨季まで3年連続でパ・リーグの同タイトルに輝いた秋山とは侍ジャパンで一緒にプレーした経験もある。昨オフには「柳田さん、秋山さんの時代を早く終わらせられるように頑張らないといけない」と発言したように、常に意識し続けてきた存在だ。

 上林が考える「秋山スタイル」はコツコツとヒットを狙うことではない。「単打を意識しすぎると打撃が小さくなる。低く鋭い打球で外野を抜いて二塁打、三塁打を増やすイメージ」。毎年のように長打の数でもリーグ上位に顔を出す秋山はまさにお手本そのもの。高く遠くより、強く低く-。打撃フォームは大きく変えないものの、意識改革でヒットマンを目指す。

西武森にライバル心

 高校時代、ともに甲子園を沸かせた同級生の活躍も刺激にする。昨季、右手骨折の影響で打撃不振に苦しんだ自身と対照的に、西武の森は首位打者に輝いた。「いつも先を越されている。首位打者は目標とするタイトルの一つなんで…」。プロ初出場や初安打、初本塁打も上林が2年目にマークしたのに対し、森はルーキーイヤーで記録。加えて昨季はセ・リーグでも「内川塾」の兄弟子でもある広島の鈴木誠が獲得しただけに、「首位打者を取ってみたいですね」とライバル心をあらわにする。

 高い目標を達成するためにはもちろん、チーム内で定位置を奪い返すことが絶対条件となる。今キャンプの紅白戦2試合は計5打数無安打。「もちろん結果を出さないといけないし、焦らなきゃいけない立場だけど、それで(打撃の)形を崩さないようにしないと」。はやる思いを抑えつつ、「秋山スタイル」を身に付けるため、必死でバットを振り続ける。 (長浜幸治)

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