ソフトバンク周東、10秒98で三塁打 第1打席の初球を振り切る
◆ソフトバンク春季キャンプB組紅白戦(19日、宮崎・サンマリン宮崎)
ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が、巨人とのB組(2軍)練習試合(サンマリン宮崎)に1番二塁で先発し、初回第1打席の初球を逃さず、三塁打とした。昨春キャンプでも同球場での巨人との練習試合で2安打をマークし、開幕前の支配下登録につなげた。「パワースポット」で躍動した日本のスピードスターが、レギュラー取りへ、一気にアクセルを踏み込む。
まっさらな打席に入った周東がプレーボール直後に球場を沸かせた。巨人先発の宮国が投じた初球、内寄りの直球を思い切り振り切ると、打球は一塁線を破った。周東は迷うことなく二塁を回り、三塁に滑りこんだ。打ってからの到達タイムは10秒98。10秒6台を計測したこともあるが、今回は相手が送球を諦めたため、余裕の走塁となった。
「甘い球が来たら初球からいくつもりだった。打球が一塁線を抜けた瞬間、三塁まで行けると思った」。今キャンプでは投球に押されないように打つポイントを前に置いた打撃練習を繰り返している。その成果が出た一打をきっかけにチームは先制。1番打者の役割をきっちりと果たした。
第2打席以降の4打席では別の顔を見せた。無安打でも粘り、4打席で計28球を投げさせた。追い込まれてからのファウルは6本。「当然ヒットが打てればいいけど、まずは簡単にアウトにならないことを心掛けている。今日は1度しか出塁できなかったけど、四球が選べれば走るチャンスも増える」と狙いを明かした。二塁の守備では17日のA組紅白戦で一塁への悪送球もあったが、今回は4度の守備機会をきっちりとこなした。
練習試合とA組紅白戦の計3試合でセーフティーバントを試みるそぶりは全くない。「去年ならやっていたと思うけど、今やることはそれじゃない。とにかく打つことだけを考えている」。二塁のレギュラー奪取には何より打撃力の向上が必要であることを自覚している。
昨春のキャンプでは同じ舞台、同じ巨人戦で2安打を放ち、開幕前の支配下登録に弾みをつけた。「まだ実戦は始まったばかり。がむしゃらにやるだけ」。吉兆の場所で加速した24歳が開幕スタメンへ突っ走る。(長浜幸治)




















