西武松坂「力が入った」、55球で安打性は2本

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆西武春季キャンプ(19日、宮崎・南郷)

 14年ぶりに古巣復帰した西武の松坂大輔投手(39)が宮崎・南郷キャンプ最終日の19日、打撃投手として初めて打者相手に登板した。侍ジャパンの源田や外崎ら4人に計55球を投げ、安打性の打球はわずか2本。キャンプを快投で締めくくった。一方で、3月20日の日本ハムとの開幕戦(メットライフドーム)の開幕投手はザック・ニール投手(31)に決定。チームは南郷キャンプを打ち上げ、対外試合の行われる高知に移動した。

 フィーバーが再来した“松坂キャンプ”の締めくくりはやはり松坂だった。キャンプ最終日。背番号16の松坂が、初めて打者を相手に腕を振った。源田、外崎、愛斗、川越に対して55球。安打性の打球は2本に抑え、侍コンビは完璧に封じた。

 「少し力が入ったなという感じ。純粋に楽しかった。レギュラークラスの打者に振ってきてもらうと、そこで初めて分かることもある。いい練習になった。やっぱり打者に投げると、いい緊張感というか、気持ちの張りがあって思ったより疲れました」

 外野の遠投から肩をつくり、ブルペンで38球。マウンドで11球の肩慣らしの後、打撃投手を務めた。打者相手に快調な投球を見せると、再びブルペンに入り「強い真っすぐを投げる意識で」さらに18球。今キャンプ最多の122球で総仕上げを行った。

 元気いっぱいに駆け抜けた19日間だった。「自分が思っていたよりも投げることができた。いいキャンプを過ごせた」。計9回のブルペン投球で連投や100球超もクリア。打者を相手に投げるところまでたどり着いた。「カットボール、スライダー、カーブは悪くはなかったけど、直球とツーシームはいまいちだった。これから実戦の中で修正していかないといけない」と自己分析した。

 レジェンドの復帰は若手投手陣にも好影響を与えている。ブルペンでは松坂が若手の投球を観察することもあれば、逆もあった。キャンプ終盤には今井、高橋光ら将来のエース候補を食事に誘い、自らの経験を伝えた。辻監督も「調整はうまくいっている。彼にとっては十二分のキャンプでしょう」とうなずいた。

 手締めを終えると、プロ入り当時のキャンプ地だった高知へ移動。「懐かしいなとか当時のことを思い出すんじゃないですかね」と笑った。平成の怪物は晴れ晴れしい表情で充実のキャンプを打ち上げた。(小畑大悟)

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