五輪空手代表の西村拳「生きる伝説」とのアゼルバイジャン武者修行明かす
■母校・近大で練習公開
空手の組手男子75キロ級で東京五輪代表に確定している西村拳(チャンプ)=福岡市出身=が20日、母校の近大(大阪府東大阪市)で練習を公開し、1月末のプレミアリーグ(PL)パリ大会で初戦(2回戦)敗退を喫した後にライバルのアガイエフがいる強豪国のアゼルバイジャンへ武者修行したことを明かした。
西村は、昨年10月のPLモスクワ大会も初戦の2回戦で敗れるなど苦戦が続いている。苦境脱出の足掛かりにしようと足を運んだ先が、空手界の「生きる伝説」と呼ばれている34歳のベテランの元だった。アガイエフは2008年の世界選手権(東京)で無差別級を制するなど、10年以上も世界トップレベルを維持。同選手権を見てから憧れ続けている存在だ。
練習に参加した4日間のうち、アガイエフと試合形式の組手をしたのは2回だけだが、24歳の西村は「基礎体力のトレーニングで誰よりも汗をかき、若手がサボっていたら注意していた。彼のような律する姿は僕にはまだ足りない」と尊敬の念を深めた。練習の開始時間や場所が突然変わる不測の事態にも遭い「臨機応変に対応する力もついたかな」と心にゆとりも出たという。
20日の練習では近大の後輩で84キロ超級の全日本強化選手と組み、気迫のあふれる突きや蹴りを披露した。「練習でも力を出し切るのが今の目標。最近はエンジンがかかる前に負けているので、試合では1回戦から決勝のつもりで闘う」と今月末開幕のPLザルツブルク大会での巻き返しを誓う。アガイエフからは東京五輪の決勝での対戦を熱望されており「認められたようでうれしい。決勝で闘いたい」と誓いを新たにした。 (末継智章)




























