西武源田「マジか~」東京行き「やっぱりいらない」で頓挫【単独インタビュー】

西日本スポーツ 小畑 大悟

 西武の新主将に就任した源田壮亮内野手(27)が、リーグ3連覇と東京五輪金メダルへの思いを語った。甲子園出場経験もなく、プロからの注目度も「おまけ」程度だったという遊撃手が、昨年のプレミア12では侍ジャパンの一員として世界一に貢献。野球を始めたきっかけや自らの守備力を高めることにつながったアマチュア時代の失敗なども振り返った。(聞き手・構成=小畑大悟)

 -秋山(レッズ)から引き継いだ「C」マークをつけてのキャンプだった。

 そんなに意識はしていないけど(周りからの)見られ方は多少変わるのかなと思っていた。ちゃんとしようと。

 -辻監督も「主力はそれぞれが引っ張っていくように」と話していた。

 今はみんな自分で何をしたいかを考えて、動いてプレーできる人ばかりなので口うるさく言う必要もない。常にアンテナを張って、周りを見ながらという感じ。

 -プロ4年目で大役。順調な3年間だった。

 僕自身もびっくりしているところがあるし、昔からの僕を知っている人はもっとびっくりしていると思う。でも、もっと改善できるところはある。

 -球歴は地元の大分市でのソフトボールから始まった。

 父が野球好きだった。僕らの地域は少年野球のチームがなくて、ソフトボールが8チームぐらいあって盛んだった。(小学)2、3年の頃、2個上の兄が始めた時に一緒にソフトボールチームに入ったのがきっかけ。

 -中学で硬式野球を始め、大分商高に進学。

 自分の基本というか、芯の部分、自分はこういうプレースタイルでいけばいいんだと高校時代に分かった感じ。

 -当時から守備を軸としたプレースタイルだったのか。

 守備と足はアピールポイントだった。打順もクリーンアップを打つわけでなく、1番とか2番とか、今と同じような感じだった。

 -練習量も多かった。

 守備ばかりやっていたかな。朝6時半ごろ、学校に着いて、授業の前にコーチにずっとノックを打ってもらって守備をやっていた。毎朝1時間ぐらいかな。

 -プロからの注目は。

 そういう選手ではなかった。(ドラフト関連の)雑誌にもおまけ程度にちょろっと小さく名前が出る程度でそんなに大したことはなかった。

 -甲子園の出場経験もない。

 今はプロに入れているので、逆に出られなくて良かったんじゃないかなというのもある。(愛知学院)大学に行って(社会人の)トヨタに行った時、甲子園常連校の人に話を聞いた。自分は出たことがないので、変なプライドもないし、スッと(話が)入ってくるというか素直に聞けた。いろいろ自分が経験したことのない話を聞けた。もし僕が甲子園に出ていたら変なプライドもあって、そうじゃなかったのかもしれない。

 -東海地区の大学に進学した。

 東京に行きたいな、というのはあった。(関東地区の強豪大学から)声を掛けてもらったけど、やっぱりいらないって。マジか~みたいな。その(声を掛けてもらった)中で一番力もあったし、東海地区は社会人(のチーム)も多いのでその先も広がると思って愛知に行った。

 -強豪のトヨタに進み、壁にもぶち当たった。

 1年目かな。それまでは高校、大学、社会人と入ってすぐに試合に出してもらって、出るのが当たり前のような感じになっていた。1年目の都市対抗野球の本戦でずっとスタメンを外された。予選で守備のミスをめちゃくちゃしていたので。ずっとベンチという経験は初めてだったので、このままでは駄目だと取り組みが変わった。もう一度守備をやろうと、ひたすら練習した。

 -プロに入ると一気に階段を駆け上がり、昨年は世界一も経験した。日の丸への思いは。

 注目度もすごい。いつも敵で戦っていて嫌だなと思う人たちと一緒のチームですごく心強いし、わくわくする。いろいろ吸収できる部分もあるし、いい経験になる。

 -東京五輪での代表入りも見えてきた。

 今までは全然イメージできなかったけど(一昨年の)日米野球に出てプレミアも行って、五輪も狙えないことはないと思えたので、出たい。

 -五輪と聞いて、思い浮かぶシーンは。

 野球じゃないけど(シドニー五輪金メダルを獲得した)高橋尚子さんのマラソン。2000年だから小学校に入った頃かな。すごく印象的。日本中が注目して、五輪ってすごいんだなって感じた。野球は正直国際大会がごちゃ混ぜになって五輪の記憶が…。

 -代表入りするためにもシーズンが重要。打撃面でも3割が狙える。

 目指したいけど、今の段階で目標と言うにはおこがましい。いずれいきたいけど。

 -四球を増やすことも重要になる。

 それもあるけど、監督とも話していると、僕は長打も少ないので、ストライクゾーンで勝負されることが多い。フルカウントまで持っていってもストライクでずっと勝負してくる。そうなると、四球を取るのは難しいので、ちゃんとミートできる技術を身につける方がいいと思う。ストライクをしっかりコンタクトできるような取り組みをした方がいいのかなと。ファウルを打って粘るのも大事だけど、バチンといけるときはいかないと。

 -主将として目指してくチームとは。

 負けていても負けている感じがしないような雰囲気で野球をやりたい。いけるよ、というのを1年通してやりたい。

 -最後に目標を。

 もちろん3連覇。それでいい。あとは五輪に選ばれたい。開幕からつまずかず、自分らしくやってそれで選ばれればうれしい。大分の人に盛り上がってもらえたらいいですね。

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