住友電工・田村和、初優勝へ意欲 22日、日本選手権クロスカントリー

西日本スポーツ 末継 智章

 陸上の日本選手権クロスカントリー(22日・福岡市海の中道海浜公園)に出場する有力選手が21日、同市内で会見し、シニア男子(10キロ)に出場する前年2位の田村和希(住友電工)が初優勝への強い意欲を語った。1万メートルで日本選手権連覇と東京五輪出場を狙う24歳は、昨年同様に今大会の好走で弾みをつけて春からのトラックシーズン、さらに東京へと駆け抜けるつもりだ。

■5月の「1万メートル」見据え

 前回の成功体験をバージョンアップさせる。昨年トップと4秒差の2位に入った田村和は「優勝して、田村和希は強いというイメージを植え付けたい」と意気込む。狙いの先にあるのは、5月に新国立競技場で行われる1万メートルの日本選手権での連覇だ。

 前回大会での好走で「いいイメージを持ってトラックシーズンに入れた」と順調に練習を積んだ田村和は、1万メートルの日本選手権を28分13秒39で制した。同種目の自己ベストは27分57秒14で世界陸連が定める世界ランキングでは日本人トップの52位。同種目では最も東京五輪に近い位置にいる。

 五輪の出場権を取るには「日本選手権で参加標準記録(27分28秒00)を狙える状態にしないといけない」と想定する。今大会直前まで行ってきた宮古島合宿で走り込んで足腰を強化。1年がかりで体幹も鍛え、急激なペース変化や集団での接触にも耐えられる体もつくってきた。起伏が激しいクロカンコースは成果を試せる格好の場だ。

 箱根駅伝で最優秀選手に輝き、1万メートルでの五輪代表入りが期待される相沢晃(東洋大、4月から旭化成)が欠場を発表。“前哨戦”は持ち越しになったが、田村和は「いい結果を出せば相沢君にプレッシャーをかけられる」とライバルを意識する。前回大会で1秒差の接戦を演じた弟の友佑(黒崎播磨)も出場予定。「確実に力をつけているけど、まだ負けられない」と兄のプライドに懸けても勝利を手にするつもりだ。 (末継智章)

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 石田洸介(群馬・東農大二高2年、福岡県遠賀町出身でU20男子に出場)「一時は見失っていた攻めの走りを再びできるようになってきた。3位以内に入り、今後につなげたい」

■相沢と田中が欠場

 日本選手権クロスカントリーの大会運営本部は、シニア男子の相沢が体調不良のため欠場すると発表した。5000メートルで東京五輪の参加標準記録を突破し、シニア女子(8キロ)で優勝候補として注目されていた田中希実(豊田自動織機TC)も海外のレースに出場するため欠場する。

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