ソフトバンク杉山、同期・甲斐野の心中察する 逆転1軍へ23日登板

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(21日=休日)

 福岡ソフトバンクの杉山一樹投手(22)が逆転での開幕1軍入りへ背水の陣で臨む。21日に休日返上で汗を流した右腕は、20日の練習を休んだ理由が胃腸炎で体重が8キロ減ったことを明かした。23日に行われる日本新薬とのB組(2軍)練習試合で2イニングを投げる予定で、生き残りへ結果を残すことを誓った。

 静かな生目の杜運動公園に2日ぶりに姿を見せた杉山のシルエットはほっそりとしていた。「風呂で鏡を見たら自分の体が子鹿みたいになっていた」。17日に体調不良を訴え、休日の18日に病院で受けた検査で胃腸炎と診断された。無理を押して巨人とのB組練習試合で2イニングを投げた19日も本調子には遠く、20日は練習を欠席。キャンプも残り少なくなった中で、大きな痛手となったことは間違いない。

 それでも自身初の開幕1軍入りを諦めるわけにはいかない。右肘故障で開幕が絶望となり、リハビリ組で調整している同期の甲斐野とB組宿舎でばったり会った。「様子は特に変わらなかったけど、つらいのを見せないようにしていたんじゃないですかね」。心情を察した一方で、空白となった1枠を狙う杉山にとってはチャンスでもある。

 A組(1軍)に呼ばれて登板した17日の紅白戦では最速150キロをマークするなど1回を三者凡退。残したアピールを無駄にするわけにはいかない。「キャンプ中の実戦登板は23日が最後になると思う。結果を残して、開幕までに1軍に呼ばれたい」。実戦の計3イニングで無失点投球を続けている22歳が、苦境を乗り越え1軍切符を奪いにいく。 (長浜幸治)

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