新たな道でも、幸せが「まいこむ」ように HKT深川舞子が卒業公演

西日本スポーツ 古川 泰裕

 新たな道でも、幸せが「まいこむ」ように-。HKT48チームKⅣの深川舞子(20)が、22日の劇場公演を最後にグループを卒業した。メンバーやファンの惜別の涙と盛大な声援に背中を押されながら、約8年半のアイドル人生の、最後の1ページを刻んだ。

 2011年11月26日に、1期生として活動をスタートさせた深川。優しく謙虚な性格でファンとメンバーに親しまれた「まいこむ」の最後のステージには、村重杏奈や森保まどかといった同期メンバーが勢ぞろいした。3曲目の「Only today」では盛大な「まいこむ」コールが巻き起こり、松岡菜摘や本村碧唯が早くも涙を見せた。

 1期生の中では、田中菜津美(卒業)に次ぐ年少メンバー。アイドルとして残した「目に見える結果」は決して多くない。いくつもの挫折を経験し、経歴だけをなぞれば、ほろ苦さの方が目立つ。それでも、劇場では決して悲しい表情を見せなかった。

 公演中に突然気を失って倒れ、病院へ運ばれた時も、すぐにSNSで経過を報告して安心させた。足を踏み外してステージから落下した時も、すぐに立ち上がってピースサインで無事をアピールした。膝を負傷してつらいリハビリが続いても弱音をはかず、同じようなけがを負ったメンバーを気遣った。ファンを不安にさせたり、悲しませたりすることを、戒めるように歩いてきた。最後のステージでも、それを貫いた。

 序盤から同期メンバーが涙を見せる中、この日のために新たに覚えたセンターポジションで躍動。膝を負傷してから激しいパフォーマンスは控えていたが、ユニットパートでは下野由貴と豊永阿紀とダンサブルな「Faint」を披露し、大人っぽい誘うような視線でファンを魅了した。

 終盤には、高校時代からの友人である豊永と「てもでもの涙」をデュエット。1期生とは、デビュー当初に出演していた「手をつなぎながら」公演の中から「遠くにいても」を歌い、別れを惜しむように見つめ合いながらほおをぬらした。

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