助っ人「あるある」当てはまらない西武ノリン 3回2失点も他球団警戒の理由

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 外国人の長身左腕といえば「制球難」で、走者に揺さぶられて「投球が乱れる」-。ところが、西武の新外国人・ノリンには、その“助っ人左腕あるある”があてはまらないようだ。ロッテとの練習試合で「対外試合開幕投手」を務めた30歳左腕は3回を3安打4四死球で2失点。結果はいまひとつに映るが、敵の007の評価は正反対。オリックスの前田スコアラーは「うまく投げるという印象。ストライクに困らないタイプ」と警戒の色を強めたのだ。

 まず2回無死一塁の場面で、ロッテ安田に対し、136キロの外角直球で二ゴロ併殺。「腕の振りが緩いのに、真っすぐが意外にくるから、打者が刺されますね」と前田スコアラー。3回無死一塁の場面では、打者中村奨に対し、モーションの始動から捕手のミットに投球が収まるまでのタイムがタイムが2球目で1秒04。二盗阻止には1秒2が基準とされるだけに、辻監督も「まあまあじゃないですか。クイックもけん制もできるし」と実戦派ぶりに一安心だ。

 今季の先発ローテ候補がニール、今井、高橋光、松本、本田、松坂と右偏重だけに、ノリンの存在は貴重。この日の4四死球に「日本の打者はよく見てくる。もっとストライクを投げていかないと」と“教訓”を得たノリン。この謙虚さも相まって、日本にフィットしそうな予感が漂い始めている。(喜瀬雅則)

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