4年後のパリ五輪目指す高2が独走V クロカンU20日本選手権

西日本スポーツ 末継 智章

 陸上の日本選手権クロスカントリーは22日、福岡市の海の中道海浜公園で行われ、U20(20歳未満)男子(8キロ)は福岡県遠賀町出身の石田洸介(群馬・東農大二高)が23分48秒で初優勝した。トラック2種目で中学記録を持つ石田は5000メートルでの高校記録更新を今年の目標に設定。4年後のパリ五輪で1万メートル出場を目指す。

 U20男子の石田が故郷で圧勝した。5キロすぎに仕掛けるプランを練っていたが、4キロすぎから独り旅。「誰もついてこなくて。このまま全力で逃げようと思った」と2位を15秒も突き放し、会心のガッツポーズでフィニッシュした。

 2位の佐藤一世(千葉・八千代松陰高3年)は昨年の全国高校駅伝1区(10キロ)で区間賞を獲得し、青学大に進学予定。高校屈指のランナーをぶっちぎった2年生石田の走りに、日本陸連の麻場一徳強化委員長は「順調というか、将来性が楽しみ」と期待する。

 石田は中学3年生だった2017年に1500メートルと3000メートルの中学記録を樹立したが、東農大二高へ進学するとスランプに陥った。「『これぐらいでいい』とおごっても勝てた中学と違い、高校は気の緩みが負けにつながる。最高の準備が必要と気づいた」。下半身の使い方を中心にフォームを見直し、足を効率よく回転させる走りを意識。昨年11月に5000メートルの自己記録(13分51秒91)を出し、自信を取り戻した。

 「5000メートルの高校記録(13分39秒87)を更新し、4年後のパリ五輪は1万メートルで出る」。石田はしっかりと将来像を描いている。(末継智章)

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