ソフトバンクが感じさせる他球団の「物足りなさ」/池田親興

西日本スポーツ

 プロ野球はペナントレース開幕まで1カ月を切り、オープン戦や練習試合が本格的に始まった。3年ぶりのリーグ優勝と4年連続日本一を目指すソフトバンクは24日で宮崎・生目の杜運動公園で行っていたキャンプが終了。25日から3日間はキャンプ地で練習試合を行う。宮崎、沖縄で各球団のキャンプ地を巡った西日本スポーツ評論家の池田親興氏がソフトバンクを中心にパ・リーグの2020年シーズンを予想した。

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 ホークスからスタートした2月のキャンプ地巡り。ほとんどの球団を見て24日の打ち上げに戻ってきたが、ここを最初に見てしまうと他球団には物足りなさを感じてしまう。ホークスには初日から「戦場」という雰囲気がグラウンドに充満していたからだ。

 1軍から3軍までそれぞれ見たい選手がいる。まずは誰を見ようかというチョイスから始まるが、これだけのタレントがいるのはホークスならでは。巨大戦力の中で、若手もベテランも妥協を一切することなく、自分の極限を求めてサバイバルを演じていた。

 千賀はほとんど別メニュー調整で、柳田も最後までリハビリ組だったが、どちらも東京五輪で侍ジャパンの中心になるべき存在。2人はホークスの中でも別格だし、調整を任された責任がある。必ずその責任を果たして、チームを引っ張ってくれるはずだ。

 今季の最大の楽しみはバレンティンが加入した打線。キューバ勢が不在の時期も含めて、工藤監督がどんなオーダーを組むか。西武には2年続けて打ち負けた意識が強いと思う。打ち勝てるオーダーを目指すだろうが、どうなるか。内川や松田宣の意地も見たい。

 投手陣は故障した甲斐野の位置に誰が入るか。先発の顔ぶれがどうなるか。オープン戦での競争が楽しみだ。投手陣をリードする甲斐は新背番号19でのシーズン。亡くなった野村克也さんが喜ぶような覚悟を持って扇の要に座ってほしい。

 他球団のキャンプを見た印象では、楽天が怖い存在になりそうだ。ロッテから移籍した鈴木大の存在は大きいし、抑えから転向した松井ら先発陣も陣容がそろっている。新守護神候補の森原がうまくはまるようなら、脅威となる可能性は十分にある。

 リーグ2連覇中の西武は辻監督の「覚悟」が大事になる。米メジャーに移籍した秋山の穴をどう埋めるか。得点力低下をカバーする投手陣をどう整備するか。チームの課題は多い。西武と、昨季ホークスが苦しめられたロッテが3位を争う展開になるとみている。 (西日本スポーツ評論家)

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