J公式戦延期でクラブ反応は 鳥栖はSNSに映像「また元気な姿で」

西日本スポーツ 末継 智章

 Jリーグは25日、東京都内で理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月15日までに予定していたリーグ戦とYBCルヴァン・カップの全公式戦計94試合の延期を決めた。日本国内のプロスポーツで同ウイルスの影響による延期は初めて。2月21~23日にJ1とJ2が開幕したばかりで、東京五輪イヤーに大幅な日程変更が求められる事態となった。

 Jリーグの決定を受け、九州のクラブも1~3試合のホームゲームが延期になった。

 J2アビスパ福岡は本拠地の名称が「ベスト電器スタジアム」に変わる3月1日に磐田とのホーム開幕戦を予定していた。今月23日の北九州との「福岡ダービー」で白星発進したチームにとって勢いに水を差された形。川森敬史社長は「残念な知らせだが、不安がない状態で来ていただいた方がすっきりする。今はウイルスの拡散を止めないといけない」と理解を示す。当面はクラブ主催で不特定多数が集まるイベントも自粛するという。

 J1の大分トリニータとサガン鳥栖は26日にホームでYBCルヴァン・カップ第2節を戦う予定だった。同日に本拠地の昭和電工ドーム大分で今季初の公式戦を迎えるはずだった大分のクラブ関係者は「これから盛り上がるところだったのに…。こればかりは仕方ないけど」と落胆を隠せない。会場では飲食店舗などが進めていたテントの設営を中止。クラブは大分県や大分市、スポンサーなどへの連絡に追われた。大分はこれまで原則見学可能だった練習や練習試合を3月15日まで非公開にする。

 ホームゲーム3試合が延期になった鳥栖の竹原稔社長は「無観客試合や中止ではなく(年間の)試合数は同じなので仕切り直す」と切り替える。クラブは公式ツイッターで選手たちが「またみんなでスタジアムで元気な姿で会いましょう」などと呼び掛ける映像を公開。今後も選手たちが積極的に情報発信する予定で、福岡も同様の取り組みを検討している。

 鳥栖のサポーター団体「ノルド」の板山高大さん(36)は「既に(リーグ戦とルヴァン・カップの)2試合が行われており、もう少し延期の判断が早くてもよかったのでは」と指摘。「マスクや手洗いで自主的に予防し、試合開催が決まれば万全の状態で声援を送る」と意気込んだ。 (末継智章、星野楽)

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