移籍1号バレンティン「パリピ」の陰で志願もう1打席

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆練習試合 ソフトバンク6―4ロッテ(26日、宮崎・アイビースタジアム)

 福岡ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(35)が待望のホークス移籍初アーチを放った。ロッテとの練習試合に「4番DH」で先発出場。志願で立った6回の第3打席で左中間へ豪快な2ランを運んだ。対外試合は3試合目、計7打席目での一発が初安打に。本塁打後のパフォーマンスも“仮披露”するなど、球界屈指の大砲が移籍1年目シーズンへ順調に準備を進めている。

■対外試合初安打

 バレンティンが、宮崎の空に美しい放物線を描いた。6回無死一塁。ロッテの右腕大谷が投じた139キロの低め真っすぐを捉え、豪快にすくい上げながら左手を伸ばした。打球が左中間フェンスを越えると、機嫌良さそうにダイヤモンドを一周だ。新天地ホークスでの初アーチ。「しっかりと芯でボールを捉えることができた。うれしいね」と満面の笑みを浮かべた。

 対外試合3試合目、計7打席目で響いた快音後は、いきなりパフォーマンスに挑戦。柳沢慎吾でおなじみのギャグばりに、ベンチ前で両手を上げてくるくると回しながら「ピーポー、ピーポー、パーティーピーポー」と陽気にやりだした。

 このパフォーマンスはドラフト1位の佐藤が声出しの際に行った一発芸を気に入って拝借したものだ。シーズン中の採用については「ちょっとふざけていただけだよ。やるか分からない」。あくまで“仮披露”であることを強調したが、本家の佐藤は「ぜひともやってほしいです」と許可は下りている。

 明るいキャラクターをさく裂させてチームになじむ一方で、真面目に野球に取り組む姿勢も目立つ。この日は2打席で退く予定だったが、首脳陣に直訴して3打席目へ。その機会での一撃だった。新たなリーグでプレーすることを踏まえ、シーズン前のこの時期に「パ・リーグの投手を多く見たい」という思いからだった。今春キャンプでも自ら希望してランチ特打に励み、守備練習にも精力的に取り組んできた。

 そんな新戦力に工藤監督も期待を寄せる。「本人も(1本出て)ほっとするだろうね。状態も良かったし、いつ本塁打が出てもおかしくないと思っていた」とうなずいた。バレンティンも「日に日に調子は良くなっているよ」と自信を示す。NPB通算288発の大砲に心配は無用のようだ。 (山田孝人)

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 王球団会長(バレンティンの本塁打について)「(球団事務所で中継映像を)見てたよ。いいホームランだった。1本出ると、その年が始まったなとなるからね」

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