柔道東京五輪代表、男子66キロ級だけ未定 井上康生監督は会見で涙

西日本スポーツ

 全日本柔道連盟(全柔連)は27日、東京都の講道館で強化委員会を開き、12人の東京五輪代表を選出した。

 男子は73キロ級の2016年リオデジャネイロ五輪王者、大野将平(旭化成)や81キロ級でリオ五輪銅メダルの永瀬貴規(同)ら6階級、女子も52キロ級の阿部詩(日体大)ら6階級で代表が決定。女子78キロ超級は昨年の世界選手権女王の素根輝(環太平洋大)が、同年11月のグランドスラム大阪も優勝したことで全柔連が内定を出している。

 残る代表は男子66キロ級で、昨夏の世界選手権(東京)を制した丸山城志郎(ミキハウス)と17、18年に同選手権を連覇した阿部一二三(日体大)の実力が拮抗(きっこう)している。この日の強化委員会では丸山、阿部一ともに推薦されなかった。

 男子の井上康生監督は会見で「世界チャンピオンの2人。力的に同等、選抜に勝ったものが代表という見方でいい」と、両者のうち4月4、5日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)の優勝者が代表に選ばれる方針を示した。

 同選手権は各階級の有力選手8人がトーナメントで闘う大会で、男子66キロ級は5日に実施。ともに優勝を逃した場合は試合内容が重要になりそうだ。

 同級は昨年の全日本選抜体重別選手権と世界選手権で丸山が阿部一との直接対決に勝って優勝。代表争いで一歩リードしていたが、昨年11月のグランドスラム(GS)大阪では阿部一が丸山を破って優勝。丸山が欠場した今月のGSデュッセルドルフ大会も阿部一が制した。

 井上監督は「(阿部一が)勝ちきったことを評価した」と説明。この日の代表発表会見では、ほかの6階級について、代表に選ばれなかった有力選手の名を挙げて涙を流した井上監督。断腸の思いで各階級の出場選手を選んだ様子がうかがえたが、そんな井上監督でも66キロ級を一人には絞れなかったようだ。

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