井上大仁、超強気目標は日本人初2時間4分台 3度目の東京に自信

西日本スポーツ

 東京五輪男子マラソン代表選考会を兼ねた東京マラソンが3月1日、東京都庁前から東京駅前のコースで開催される。今大会を含めた指定レースで、日本記録より1秒速い2時間5分49秒の設定記録を突破した最速の選手が残り1枠の五輪代表に内定する。2月28日は有力選手が会見し、2018年ジャカルタ・アジア大会金メダリストの井上大仁(MHPS)は、日本記録を1分20秒上回る2時間4分30秒を目標に掲げた。大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)の新旧日本記録保持者や海外勢とのハイレベルな争いを制し、最後の切符をつかみ取る。

 壇上で大迫、設楽、海外招待選手と並んで臨んだ記者会見。日本人3人に目標タイムを問われた中、井上は一番時間をかけた末、ボードに「2時間4分30秒」と書き込んだ。自らの自己ベスト2時間6分54秒を大きく上回る日本人初の2時間4分台。「タイムはガチガチに狙うわけではない」と前置きした上で自信をのぞかせた。

 「世界と戦う基準として頭に入れておくべきタイム。今の力を出し切れば、超えられる」

 そう言い切れるだけの練習を積んできた自負がある。1月にニュージーランドで約3週間の合宿を実施。帰国して長崎市内で実施した最後の40キロ走は、過去最高のタイムを記録したという。「順調に練習を積めて、感覚としてはいい」。仕上がりに手応えを感じている。

 新シューズへの適性を示したことも記録更新への追い風だ。昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)後にはシューズを他社製からナイキ社の「厚底シューズ」に変更。元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)ではエース区間4区(22・4キロ)で設楽が持っていた区間記録を更新。マラソンに弾みをつけた。

 自己記録は大迫、設楽に次ぐ日本人現役3位でMGCでは優勝候補の一角とされながら、完走者中最下位の27位に沈んだ。「自分の弱さがすべて出た結果」と受け入れ、己と向き合ってきた4カ月間。「せっかくの場なので、チャレンジして攻めていきたい」。2017、18年に続く自身3度目となる東京の42・195キロで、今持てる力をすべてぶつける。(伊藤瀬里加)

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