西武辻監督我慢できず「今井、ちょっと来い」試合中に説教

西日本スポーツ 喜瀬 雅則

 ◆オープン戦 中日-西武(4日、ナゴヤ)=4回裏終了降雨ノーゲーム

 若きエース候補の乱調ぶりに、黙っていられなかった。「今井、ちょっと来い」-。2回が終わった時だった。試合中にもかかわらず、辻監督が懇々と、今井に説教だ。

 「手投げになっているだろ。もっと下(半身)を意識して投げないと。それで腕を振って、甘くなったとして、打たれても仕方ないだろ?」

 雨中のマウンドで、足元がぶれやすかったとはいえ、コントロールを意識するあまり「体が打者側に突っ込みがちになってしまった」と今井。全55球中、ボール球がなんと33球。2回までの打者10人に対して、初球ボールが8人、3ボールも5人で3与四球。「(開幕ローテに)もう組んでいるから、自分だけの問題じゃない」と指揮官が指摘するように、これだけボールが先行すれば、攻守ともチーム全体のリズムが崩れてしまう。

 栃木・作新学院高3年時に夏の甲子園で全国制覇を果たしドラフト1位で入団した右腕は昨季7勝。4年目の今季は、さらなる飛躍へ向け「期待していますから」と辻監督。それだけにボール先行の乱調ぶりが、さらに試合中に修正できない姿が我慢ならなかった。

 「カウントが悪くなって、腕が振れなくなってしまう。いつもの悪いパターンです。悪いときこそ開き直って、真ん中に放るくらいでないと、イメージもどんどん悪い方向にいってしまう…」

 反省しきりの今井だったが、説教後の3回も14球中ボールが9球。「また不安になってきた。何でだろう? 開幕へ向けて何かをつかまないといけない」と辻監督。もがく右腕は「もっと危機感を持ってやらないといけない」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。 (喜瀬雅則)

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