ソフトバンク開幕投手は東浜、ドラ1入団8年目で初 千賀3年連続ならず

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの今季の開幕投手を東浜巨投手(29)が務めることが5日、分かった。同日、工藤監督から通達された。右肘手術を受けた昨季2勝に終わった2017年最多勝右腕は、オープン戦で2試合計7回4失点ながらキャンプから順調な調整を続け、初の大役を射止めた。最有力候補だった千賀の調整が遅れて混とんとした開幕投手争いは、ついに決着。20日のロッテ戦でペイペイドームのまっさらなマウンドに背番号16が上がる。

 5日の試合前の練習中、工藤監督は東浜に今季の開幕投手を託した。ベンチ裏からグラウンドに姿を現した右腕の表情は、強い責任感を帯びていた。開幕まで2週間余り。2015年の工藤監督就任以降、初めてキャンプ中に決まらなかった開幕投手争いがついに決着した。今年のパ・リーグでも最も遅い決定だった。

 東浜にとってプロ8年目で初めて射止めた大役。昨年6月に右肘の手術を受けた右腕は、今年の開幕投手について「こだわりはない。それ以上に、まずは1軍で結果を残せるようにと考えている」と謙虚な姿勢を見せていた。

 今季の開幕投手は、昨季まで2年連続で開幕投手を務めた千賀が最有力と目されていた。だがエースは1月の自主トレ中に右ふくらはぎの張りを覚えた影響で調整が遅れると、キャンプ終盤には右前腕部の違和感に見舞われ、ノースロー調整を余儀なくされた。首脳陣は千賀の「ぶっつけ開幕」プランも模索したが、依然として投球再開のめどが立たない。昨季、12勝を挙げ新人王に輝いた高橋礼も左太もも裏痛で開幕に間に合わず、そこで東浜が浮上した。

 17年に16勝を挙げて最多勝のタイトルを手にした右腕は、翌18年に千賀とともに開幕投手候補に挙げられた。その大役を譲ると同年は7勝、昨季も2勝にとどまった。再起を懸ける今季は、自らを「アピールする立場」と位置づけて春季キャンプを迎えた。体の不安なく充実した日々を過ごし「これまででも1、2番ぐらいに良い状態。濃密な1カ月が送れた」と語っていた。

 状態の良さは結果にも表れた。今季初の対外試合登板だった2月23日のオリックスとのオープン戦では最速150キロをマークして3回無失点。同29日の阪神戦ではソロ本塁打4本を浴び4回4失点だったものの、工藤監督は「ボール自体はいい」と仕上がりの良さを強調していた。7日のDeNA戦(横浜)を含め、東浜に「3・20」まで残された調整登板は2度。覚悟を決めた右腕が、晴れの日に向けて総仕上げに入る。

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