22歳の一山麻緒ラスト1枠へ「覚悟持って」名古屋ウィメンズマラソン

西日本スポーツ

 東京五輪マラソン女子代表の残り1枠を決める最終選考会、名古屋ウィメンズマラソンが8日に名古屋市のナゴヤドーム発着で行われる。6日は同市内で有力選手が記者会見。注目の22歳、一山麻緒(ワコール)=鹿児島県出水市出身=は設定記録2時間21分47秒の突破に自信を見せた。トラックを含めて5度目の五輪出場を狙う37歳の福士加代子(ワコール)も“ラストチャンス”にかける思いを語った。大会には一般参加者が出場せず、招待選手や3時間以内の自己記録を持つ選手による「エリートの部」のみで争われる。

 残るイスは一つ。目標は明確だ。1月の大阪国際で松田瑞生(ダイハツ)が出した2時間21分47秒を突破して日本人トップになるしかない。一山は「そのための練習はしっかり積めている。今までやってきたことを最大限に出したい」と自信をうかがわせた。

 鹿児島・出水中央高出身の22歳。初マラソンだった昨年3月の東京は荒天と寒さの中で2時間24分33秒の好記録をマークし、潜在能力を評価する声は多い。昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は6位にとどまったものの、昨年12月に1万メートルの自己ベストを更新するなどトラック、駅伝で好成績を残してきた。

 さらに、松田が大阪で従来の設定記録を上回ったことでモチベーションも上がっているという。「練習の質も上がって、覚悟を持ってこなせた」と振り返る。

 一般参加者の出場がとりやめになった本番はもちろん、会見も厳戒態勢で開かれた。出場選手との報道陣の間の距離を保つため、会場中央には立ち入りを制限するように仕切られたスペースを設置。写真撮影では選手同士が密着するポーズが禁じられた。ピリピリしたムードが漂う中でも、一山は落ち着いていた。「最後のチャンスなので、しっかり走りたい」と力を込めた。(伊藤瀬里加)

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