気持ちの盛り上げに難しさも 開幕見えない中の登板/池田親興

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク6-3巨人(11日、ペイペイドーム)

 当初の日程なら開幕までもう10日を切っている。オープン戦最後の登板で和田がこの仕上がりだったとしたら万全とはいえない。岡本にはもう少し中に入れようとして甘く入った球を本塁打にされた。走者を置いて打たれたことも本人は納得していないだろう。

 もっとも、この日は気持ちの盛り上げ方が非常に難しい試合だった。ペナントレースは9日に延期が決まったが、新しい開幕日が見えない中でのマウンド。今後、流動的であったとしてもはっきりとした日付を示されれば、選手は逆算して調整していけるものだ。

 その意味では5回で降りたのも仕方ない。この状況で7回まで、あるいは90球前後を投げても、結局は体をつくり直さなければならない。課題を確認するためにもっと投げてもよかったが、冷静な判断で自ら階段を下りたというのが正直なところではないか。

 前回から修正したチェンジアップや直球には見るものがあった。仮にこの登板が開幕前の言い訳の利かない状況なら内容も違っただろう。本人が挙げたスライダーの課題も武器になると分かっているから。ふつふつと気持ちが湧き上がってくる時を改めて待ちたい。 (西日本スポーツ評論家)

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