ソフトバンク柳田「この時間をプラスに」1軍合流見送りも

西日本スポーツ 長浜 幸治

 完調で1軍に戻る-。故障や手術明けなどでファームでの調整を続けている福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(37)、柳田悠岐外野手(31)、上林誠知外野手(24)の1軍復帰が見送られることになった。13日の広島とのオープン戦(ペイペイドーム)での合流が予定されていたが、開幕延期でさらに状態を上げる時間ができたため。一方、故障でリハビリ中の千賀、高橋礼、甲斐野の3投手について、首脳陣は開幕日に関係なく、完治を優先させる方針だ。

 新型コロナウイルスの感染拡大で球界が揺れる中、ファームで調整中の主力野手組は、いつか来るはずの開幕に向けて準備を進めている。内川、柳田、上林は12日、筑後での2軍練習に参加し、フリー打撃などを行った。3人は20日に予定されていたロッテとの開幕戦をにらんで13日に1軍復帰する予定だったが、より万全な状態での合流を目指すために見送られた。

 11日の教育リーグ阪神戦に3番中堅で先発し、7イニングを守るなど着実にコンディションを上げている柳田は「この時間をプラスに捉えて、いい準備をしていくだけ」と冷静に受け止める。工藤監督も「もう大丈夫という状態なら言ってくれ、と話している」と1軍復帰を焦らす考えはない。ウエスタン・リーグは13日に開幕予定だったが、3月中は無観客での練習試合となることが決定。3人は同日の中日戦(タマスタ筑後)に出場予定だ。

 故障でリハビリ中の千賀、高橋礼、甲斐野の主力投手陣は、まず完治を目指す。左太もも裏痛の高橋礼は「1軍のオープン戦中継を見て若干の焦りはあるけど、焦っても治りが早くなるわけじゃない。不謹慎かもしれないけど、少しでも時間があった方が自分にとってはプラス。前向きに捉えたい」と落ち着いていた。

 右肘故障からの復帰を目指す甲斐野は12日に離脱後初めてのキャッチボールを行い、約20メートルの距離を投げた。「今のところは全く問題はない。痛みもなく順調にきている。開幕は考えず、前よりもいい状態で戻りたい」と表情は明るい。千賀は右前腕部の張りのため宮崎キャンプ終盤から約3週間、ノースローを続けている。斉藤リハビリ担当コーチは「キャッチボール再開のめどは立っていない」と説明。「焦らせるつもりはない。まずはしっかり治すことから」と慎重にリハビリを進める予定だ。故障者続出のホークス。「猶予期間」を有効に使い、それぞれの「開幕」を100パーセントの状態で迎える。 (長浜幸治)

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