初の開幕投手内定のソフトバンク東浜「あるはずのなかった時間を有効に」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 福岡ソフトバンクの東浜巨投手(29)が第92回選抜高校野球大会が中止になったことに胸を痛めた。新型コロナウイルス感染拡大を受け日本高校野球連盟(高野連)が臨時運営委員会で中止を決めて一夜明けた12日、ペイペイドームで行われた投手練習に参加。「球児の気持ちを考えると何とも言いがたい。残念でならないし、どう声をかけていいのか分からない。仕方ないでは終わらせられない」と声を落とした。

 東浜は沖縄尚学高のエースとして2008年春の第80回大会に出場。チームを9年ぶりの優勝に導いた当時を振り返りながら「甲子園のグラウンドに立てることは特別。人生が変わる場所でもあるし、僕もその中の一人」と聖地に立つことの意義を口にした。

 今春の大会は一度は無観客開催の方針が示されながら結論は中止。史上初の事態に「どこにぶつけたらいいか分からない怒りや悔しさがあると思う。今、僕が高校生ならどうしていいか分からない」と球児の心中を察した。その上で「何かしらの対策が取られることを願っています」と、出場がかなわなかった学校に対して救済措置が検討されていることを支持した。

 自身はプロ8年目で初めての開幕投手が内定。その晴れ舞台は4月10日以降へ3週間以上も持ち越されることになり、これまでに経験のない難しい調整を強いられることになった。「手探りになる。もともとあるはずのなかった時間を有効に使いたい」。先行きが不透明な中、まずは予定通り13日の広島とのオープン戦(ペイペイドーム)に臨む。 (鎌田真一郎)

 

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