開幕見えぬ中…ソフトバンク東浜が思わぬ乱調 工藤監督は「大丈夫」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆オープン戦 ソフトバンク10-5広島(13日、ペイペイドーム)

 見えない開幕に向けた調整の難しさが浮き彫りとなった。本来なら「3・20」の開幕戦を控えた最後の先発となるはずだったこの日のマウンド。自身初の開幕投手に内定している東浜が3回5失点と苦しんだ。

 初回に1死満塁のピンチを背負うと、5番松山、6番ピレラに甘く入った変化球を立て続けに捉えられた。連続2点打を浴び、4失点。3回にも1点を失い、48球で降板した。「打者が捉えやすい真ん中高めにボールが集まってしまった」と普段の制球力が影を潜めた。一方で今季手応えをつかんでいる真っすぐはこの日も最速148キロをマーク。工藤監督も「きょうのブルペンは結構良かったという話は聞いていたし、ボールの走り自体も良かった」と評価した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による開幕延期というかつてない状況の中、精神的、肉体的にいい状態を保つのは簡単ではない。東浜と同じく開幕投手に内定している広島の大瀬良も先発したが、こちらも5回4失点と本来の姿ではなかった。東浜に球数制限を設けていた指揮官も開幕が不透明な現状での投球に理解を示した。「今日のことは今日として。試せることもあっただろうし、やれることはまだまだあるかなと思う。大丈夫ですよ」。東浜に対する信頼は変わらない。

 最短で4月10日に開幕したとしても、今後中6日で3試合は登板する機会がある。難しい調整が続くが、「去年は(右肘手術などで)投げられない時期が長かったんで。こうやってマウンドで投げられていること自体が僕のモチベーションですから」と、気持ちは折れない。初の大役を務める「その日」に向け、右腕は着実に階段を上がっていく。 (長浜幸治)

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