ソフトバンク松本VS二保の開幕ローテ争い「延長戦」で明暗分かれる

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク4-4広島(14日、ペイペイドーム)

 本来なら開幕ローテ入りを懸けた「最終決戦」のはずだった。先発の松本と2番手の二保はともに3イニングずつマウンドを任された。予定されていた3・20開幕が延期となり、新たな開幕日も未定。2人の争いの決着はまだ先だが、登板後の表情は明暗が分かれた。

 「今日の結果には満足していない」。松本は厳しい表情だ。初回から2四球と制球に苦しみ、2回は8番安部にカウントを悪くすると、直球を狙われて右翼席中段へのソロを被弾。自己最速の152キロこそ計測したが、「コントロールが良くなかった」と70球を要して3安打を許した。

 4回から6回までを40球でまとめた二保は「手応えがあった」と対照的な表情だ。松本と同じ2奪三振ながら1安打無失点。9個のアウトのうち6個が内野ゴロと、本来の投球術を存分に発揮。「去年の秋からローテに入るつもりでやっている。結果を出し続けていきたい」と、鼻息の荒さを結果で示した格好だ。

 今季の開幕ローテは今月上旬までに5人が内定。「最後の1枠」を争う2人は、8日のDeNA戦で4イニングずつ投げる予定だった。ところが、この試合が雨天中止となったため、工藤監督は9日に急きょ紅白戦を実施。ともにここで4回を1安打と好投を見せた。

 この結果を受け、工藤監督は「ともに遜色ない。次回、もう一回。そこでしっかり考えたい」と決断を持ち越した。本来なら、この日の広島戦が決着をつけるべき「次回」となるはずだったが、その後に開幕延期が決定。2人の争いはさらに長引くことになった。

 工藤監督は開幕ローテ候補として、今後も競わせていく考えだ。「2人とも順調に来ていると思う。まだ(開幕日が)決まってないところもあるので。また次回、何らかの形で投げてもらうようにしたい」。新型コロナウイルス感染拡大の影響は、チーム全体の定位置争いの長期化にもつながっている。(倉成孝史)

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