ソフトバンク東浜「今でもはっきり覚えている」中3リチャードとの初対面

西日本スポーツ 石田 泰隆

 今季の開幕投手に指名されている東浜巨投手(29)が16日、支配下登録されたリチャードに愛情たっぷりのエールを送った。母校・沖縄尚学高、地元沖縄の後輩でもある「ウチナンチュ」の支配下登録を「やっとスタートラインに立てたことは素直にうれしい」と喜びながら、プロで生き抜く心得を“伝授”した。

 「ここがゴールじゃない。プロは1軍で結果を残してなんぼの世界。背番号が(支配下選手の)2桁になったのは本人の努力あってこそだけど、ここからさらに貪欲に、がむしゃらに頑張らないと意味がない」

 厳しくも温かい、東浜の人柄がにじみ出るようなエールには、リチャードとの最初の出会いが背景にあった。プロ入り後から地元沖縄で行う右腕の自主トレに、当時中学3年生のリチャードがサポート役として参加していた。

■同じ沖縄尚学高出身

 「今でもはっきり覚えているんですよ。突然『僕、プロになれますか?』って聞かれて。『おまえ次第じゃない?』とは答えたんですけど、あのリチャードが同じ高校に入って、プロでも同じチームになって。それを考えるとうれしいなんてもんじゃない」

 昨年10月のみやざきフェニックス・リーグでは、自身が右肘手術からの復帰を目指して登板した試合で、リチャードが一塁を守っていた。その試合のことを右腕は「リチャードが『夢がかないました』と言っていた。かわいげがあるなと思ったけど『これを夢と言うな。それはドームで一緒のグラウンドに立った時だろ』と伝えた」と笑いを交えて明かした。

 16日は本拠地で行われた投手練習に参加。いまだ開幕が不透明な状況に「調整が難しい」と不安を口にしながらも、練習後はリチャードの「お祝い」を購入しに繁華街へ出向いた。「節目の日だから」と話すその表情は、まるで本物の“にいにい(お兄ちゃん)”のようだった。 (石田泰隆)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ