ソフトバンク・リチャード「川崎さんてどんな方?」柳田「おまえみたいな人」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆2軍練習試合 ソフトバンク2-2西部ガス(17日、タマスタ筑後)

 福岡ソフトバンクのリチャード内野手(20)が17日、背番号「52」のユニホームデビューした。2軍練習試合・西部ガス戦(タマスタ筑後)に5番三塁でフル出場。三塁への当たりで激走し、内野安打とするなど、かつて同じ背番号を背負い、ホークスの元気印だった川崎宗則ばりのハッスルぶりを披露。悲願の支配下登録をつかんでも、変わらぬひたむきさを示す若き大砲候補が、新たな一歩を踏み出した。

 「52」を背負ったリチャードは歯を食いしばり駆けだした。189センチ、112キロの巨体を揺らしながら、全力で一塁ベースへ疾走だ。西部ガスとの練習試合で迎えた5回の第2打席。142キロの直球を捉え放った三塁への当たり。打ち損じの当たりを内野安打に。支配下での“初安打”となったが「いつも通り、とにかく全力でプレーした」と流れる汗をぬぐった。

 守備中も、ベンチでも常に大きな声を張り上げた。底抜けに明るいキャラクターでチームを鼓舞。試合後は志願して特打に励むなど、悲願の支配下に登録されて背番号が2桁に変わっても、自身のスタイルは不変だ。「支配下になって人が変わったとか、言われないように」。ムネリンの“後継者”も目指している男の信条は前任者と同様だ。いついかなる時でも、全力でプレーして、戦うチームを盛り上げ続けるつもりだ。

 そんな20歳に偉大な先輩もお墨付きを与えた。試合前練習後にリチャードの背中を見た柳田はスマートフォンで「52」が記された背中を「似合うわ。ぽい、ぽい」とパシャリ。その場でリチャードが「川崎さんて(ホークスで)どんな方だったんですか」と質問すると、柳田は「おまえみたいな人やな」とうなずくなど“後継ぎ”を認定されたという。

 「返信するのに1年はかかるかも」とリチャードが明かすほど、多くの人からお祝いメッセージも届いた。記者会見に臨んだ前日16日に続いて笑顔があふれる一日となったが、支配下選手としての強い自覚を胸に刻んでいる。「今までは2軍の練習試合でも、安打を打ったらアピールとなったけど、これからは1軍で打たないと意味がない」と1軍定着を見据える。

 視察に訪れた森ヘッドコーチは「一生懸命やっていたな。きょうの気持ちを忘れずに。このまま1軍でやってくれたらね」とさらなる奮起を促した。20日から行われる予定のパ・リーグ相手の練習試合でもスタメン機会もありそうだ。次の高みへ一層のアピールを狙う。 (山田孝人)

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