OP戦無失点中のソフトバンク新外国人ムーア 社会人相手にまさか

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆2軍練習試合 ソフトバンク2-2西部ガス(17日、タマスタ筑後)

 福岡ソフトバンクの新外国人、マット・ムーア投手(30)が未定のままの開幕に備えて60球程度で“アイドリング”を続ける方針を明かした。17日、西部ガスとの2軍練習試合に先発し4回1/3で60球を投げ3安打2失点。来日後の対外試合で初失点を喫したが、米メジャー通算54勝左腕はコロナ禍に冷静に対応する。

 2回1死から6番打者に内角低め148キロを引っ張られ左翼線への二塁打にされると、連打で1死一、三塁。内野ゴロの間に1点を失い、9番打者にチェンジアップを右前へ運ばれた。オープン戦3試合で計8回2/3を無失点だったサウスポーが、社会人相手ながら初めて苦しむ姿を見せた。

 「相手があることだから失点することもあるし気にはしていない。(テンポ良く)50分で4回まで終わって、全体的には良かったと思う。60球、投げられたのがよかった」

2回以外は完全投球。最速は150キロを記録し5個の三振を奪った。5回の先頭打者からカーブで空振り三振を奪った時点でちょうど60球。「60、70球とかで(調整を続け)、開幕が決まれば2週間で100球ぐらいに。その中で課題を見つけていく」と具体的なイメージを抱いている。

 新型コロナウイルス感染は世界で拡大中。ムーアが昨年までプレーしたメジャーは17日に開幕の再延期を発表した。日本も先行き不透明な状況が続くが、「イライラはしていない。今のところは野球を楽しめている」と強調。一方で「フロリダとかアリゾナの友人からは『チームから連絡があるまで自宅待機になっている』と連絡があった」とも明かした。

 4月10日以降に開幕するプロ野球は移動を伴う練習試合が続く。これに、同僚のサファテはツイッター上で「bad idea(悪い考え)」と感染拡大を懸念して反応した。それでも開幕ローテ入りが確定しているムーアは「僕が何か言えることはない。投げろと言われたときに、投げられる状態にしていくことだけ」と動じない。来る日に向け淡々と肩を温めていく。 (鎌田真一郎)

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