ソフトバンク和田3回スピード0封 かかった時間はたったの9分

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆練習試合 ソフトバンク2軍4―3JR九州(18日、タマスタ筑後)

 福岡ソフトバンクの和田毅投手(39)が18日、社会人の強豪を「超特急」で料理した。JR九州との2軍練習試合(タマスタ筑後)に先発し、3回を1安打無失点。マウンドで要した時間は計10分足らずで、球数も31球と快調そのもの。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕延期となり、誰もが難しい調整を強いられる状況で、今季のテーマに掲げるカーブの精度向上にも取り組むなど、ベテランらしい対応力を見せた。

 初回から2分、5分、2分-。和田のイニングごとの「所要時間」だ。「いいペース。本番もそうありたいですね」。2009年に社会人の日本選手権を制し、昨年も都市対抗と日本選手権に出場した強豪を相手に、39歳のベテラン左腕は涼しい表情を見せた。

 初回は1死から2者連続の空振り三振。2回2死で唯一の安打を許したが、続く打者を空振り三振に仕留めた。3回はたった6球で三者凡退。計31球で任務を終えると、ブルペンで21球を投げて「肩を休ませすぎないように」。故障歴のある左肩の調整は万全だ。

 3回で計10分足らずのマウンドでも、今しかできない課題に取り組んだ。「1試合に1、2球程度しか投げてこなかった」というカーブの精度向上だ。3回は2死から迎えた1番打者を2球目のカーブで追い込むと、3球目の136キロ直球で一ゴロに料理した。

 「(カーブを)もっと使えるようになれば投球に緩急が生まれるし、打者の目先も変えられる。ただ、甘く入ればホームランになるので、常に低めを意識しないと」。この日の最速は139キロで、5球投げたカーブの「最遅」は111キロ。28キロ差の緩急を生んだ。

 あくなき向上心を見せる和田に、バッテリーを組んだ甲斐も「今後につなげられる」と同調。開幕ローテ入りが決まっている左腕も「打者の反応を見ても手応えはあった。(甲斐)拓也とも増やしていこうと話をした」と話し、配球での比率を高める方針だ。

 「開幕延期で調整が難しいのは、12球団の投手はみんな同じ。こんな年と思うしかないし、間が空いたことで今はいろいろと試せる」。視察した高村1軍投手コーチも「自分で考えて試せるのはさすが」とうなずいた。次回登板は未定だが、開幕へ万全の調整を続ける。 (長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ