工藤監督、開幕1軍争う若手に「ボーナスステージ」設定 2軍にもチャンス

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が19日、本来の開幕だったきょう20日からの練習試合8戦を若手の「ボーナスステージ」に設定した。15日に終了したオープン戦と同様に若手を積極的に起用する方針で、ファームからの招集も示唆。開幕が延期された影響でもたらされた、勝敗にこだわる必要のない実戦機会を有効に活用する考えだ。日程がずれ込んだ開幕に加え、先の見えにくいレギュラーシーズンに備え、フレッシュな戦力を見極めていく。

 幻の開幕日となった「3・20」からロッテとの練習試合(ペイペイドーム)がスタート。工藤監督は有効に活用してチームの強化を進めていく。当面の練習試合でもオープン戦と同様に若手を積極的に起用する方針を示し、同時に結果も求めていく考えだ。

 「若い選手にはここからしっかり競争する意識を持って、結果を残すことを考えながらやってほしい」。本番を想定して練習試合に臨む球団もある中、工藤監督はいまだ日程の決まらないシーズンに向けたメンバー選考の判断材料にするつもりだ。若手選手にとってはアピール機会の「ボーナスステージ」となる。

 現状で想定される最も早い4月10日開幕を見据えて、練習試合のラスト5試合は本番モードで臨む方針だ。「楽天戦までである程度は絞っていかないと」と言うように、開幕一軍のボーダー上にいる若手のチャンスは20日のロッテ戦から29日の楽天戦までの計8試合となりそうだ。

 公式戦に不確定要素が多いため、新たな戦力の“発掘”を求め、ファームで活躍する選手にもチャンスを与える考えだ。20日の先発に抜てきされたスチュワートに続き「今(2軍で)頑張っている若い選手から選んで、上に来てもらうことも当然ある」と明言した。

 森ヘッドコーチが「これだけ、若手がアピールしてくれるとは思わなかったからね。大いに頭を悩ませたいね」と言うように、今春はリチャードやドラフト1位の佐藤ら新戦力の奮闘が目立つ。チーム力の底上げに向けても、若手の台頭に期待を寄せる。

 この日のペイペイドームでの全体練習は王球団会長も見守った。グラウンド上で会話を交わした工藤監督は「(開幕が)いつか分からないが、いいコンディションをつくり、いいスタートが切れるように頑張ります、と話をしました」と明かした。新たな節目に備え、余念なく準備と強化を図っていく。(山田孝人)

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