3期連続佐賀勢!! 常住圧巻イン逃げV 第126期ボートレーサー修了式

西日本スポーツ 橋口 文子

 ボートレーサー養成所(福岡県柳川市)で19日、第126期の修了記念競走と修了式が関係者が見守る中で行われた。今回は、コロナウイルス感染拡大の影響を鑑みて保護者、来賓は不参加だった。「養成所チャンプ決定戦」は1号艇の常住蓮(19)=佐賀=が、イン逃げを決めて優勝を手にした。124期から3期連続で佐賀支部の選手が養成所チャンプとなった。2着は大場恒季(19)=愛知、3着は大沢風葵(19)=群馬。昨年の4月に52人が入所して、修了生は24人(女子5人)。郷土勢は福岡3人、佐賀2人、長崎1人、山口3人。1年間、厳しい訓練を耐え抜いた修了生たちは、5月から全国各地のボートレース場でデビュー戦を迎える。

ヒーロー

 圧巻の逃走劇だった。常住がインからコンマ10のトップSを決めて先マイ。そのままゴールまで一気に駆け抜けた。「Sは少し放ってしまって2番の大場君が見えたけど、1Mは自分のターンができた」。養成所では初期の頃から旋回力、S力ともにトップクラスで、教官からも「常に安定して上位の成績。センスも十分にある」とお墨付き。その言葉通り、大舞台でも冷静な判断力を見せて養成所チャンプの称号を手に入れた。

 幼少の頃から、祖父に連れられてからつボートへ。「体格も生かせるし、収入面でも魅力的だった」。迫力のあるレースに魅了されて、体格にも恵まれていた常住は、自然とレーサーへの道を志した。リーグ戦の通算勝率は7・93と訓練生の中でダントツ。「最初は養成所の生活に慣れるのが大変だった。それでもボートレーサーになりたいという強い思いで乗り越えられた」。修了記念競走の19日は、そのレーサーへの道を進むきっかけをくれた祖父・達男さんの誕生日。「本当は見に来てくれる予定だったのですが…。でも優勝できて、おじいちゃんにいいプレゼントになったと思う。じいちゃん、やったよ!!」とはじけるような笑顔を見せた。

 デビュー戦は5月13日からのからつボート。「ここはゴールじゃない。スタート。6コースからの戦いで選手の前を走るのは難しいと思うけど、最後まで諦めないで前を追いかけるレースをしたい」。祖父と一緒に熱いレースを見て胸を躍らせたからつボート。今度は自らがその舞台に立って、多くの人たちに感動を与える番だ。 (橋口文子)

 ◆常住蓮(つねずみ・れん)2001年1月2日生まれの19歳。佐賀県唐津市出身。佐賀県立唐津工業高校卒業。祖父に連れられて、子どもの頃からボートレースに親しみ、その迫力に魅力を感じてボートレーサーを志した。養成所には4回目の受験で合格。リーグ戦(全6戦)の通算成績は勝率7・93、2連対率62・1%、3連対率89・1%。第1、3、4戦で優勝。身長158・9センチ、体重50・5キロ、血液型A。

上滝 大沢2世レーサー今期は二人

 126期は上滝絢也(けんや、23)=佐賀=、大沢風葵(ふうき、19)=群馬=の2人が現役のボートレーサーを父に持つ、2世レーサー。新型コロナウイルスの影響で、保護者、来賓の参加が見合わせられたため、上滝和則、大沢普司は修了式には不参加。修了記念競走3Rに出走した上滝は「6等だったけど、やっとスタートラインに立てた。父に近づけるように上を目指していきたい」。養成所チャンプ決定戦に出走した大沢((3)着)は「まずは3年でA級を目標に頑張りたい。そして父を超えてSGレーサーになりたい」。2人とも父に負けないレーサーになることを誓った。

福岡支部から3人デビュー

 今期、福岡支部からは3人の新人がデビューする。そのうち、福岡県出身なのは、江藤敦宏(20)、村本大成(19)の2人。江藤は、修了記念競走1Rに出走して道中で競り勝ち3着。デビュー戦へ向けては「占部教官に教えられたように、Fなく実戦経験を積んでレースを覚えていきたい。そして戦える選手になりたい」と気合を見せた。また、村本は同2Rに出走、1Mは果敢なまくりを見せたが、惜しくも2着。「勝てなかったのは悔しかったけど、気持ちのいいターンができた。選手としてプロの意識を持って頑張っていきたい」とデビュー戦へ向けて健闘を誓った。2人はともに5月23日からの福岡ボートでデビュー戦を迎える。

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