#みんなの卒業式 先生、仲間へ「感謝を忘れない」HKT渡部愛加里15歳

西日本スポーツ 古川 泰裕

 新型コロナウイルスの感染拡大により、卒業式を中止したり規模を縮小したりする学校が相次いだ今春。HKT48のメンバーも、一人の学生として過ごす最後の時間に少なからず影響を受けた。福岡市の中学校を卒業したばかりの渡部愛加里もその一人だ。劇場公演ではチームHのセンターに立ち、13枚目シングル(4月22日発売)のメンバーにも選抜されている「次世代エース」の筆頭。幼い頃に抱いた「アイドルになる」という夢を、今まさに実現中の15歳。「周りへの感謝を忘れない」との誓いを胸に、新たなステージへ進もうとしている。

「ありがとう」は伝えられた

 普通の少女がアイドルになり、何もかも一変した中学生活。その最後を飾った卒業式は、本来の予定からは少し寂しいものとなった。

 「式が短縮されたりして、本来やるはずだったことはできなくなったんですけど…。中学校の卒業式は人生で一回しかないので、できただけ、まだ良かったのかな」

 式典の練習は中止となり、本番も練習の必要がないようなものに簡略化された。一人一人受け取るはずだった卒業証書はクラスごとに代表者が受け取る形に変更されたが、お世話になった先生への思いを伝えることはできたという。

 「福岡に転校してきから2年間、先生にたくさん迷惑とかもかけたので…。ありがとうざいました、っていう感謝は伝えられました」

「先生にありがとうございましたっていう感謝は伝えられました」と語る渡部愛加里

 

ペンの手が止まっても…

 地元の神奈川県でも、引っ越した先の福岡での学校生活でも、やはり教師の支え抜きには語れない。周りがよどみなくペンを走らせる中、手が止まった渡部さんに気づき、すぐに駆けつけて指導してしてくれたこともあったという。

 「言葉で感謝を伝えることはできたから、次は自分の活動をもっと見てもらえるようにして、『頑張ってるんだな』って思ってもらえたら」

 HKTに加入したのは中学2年生のころ。学校生活との両立は、渡部にとっては決して苦しいことではなかった。

 「周りと違う生活を送れていることが、自分的にはうれしかったし楽しかったし。ちょっと大変だなって思うこともあったんですけど、周りの人と違うことをするのが好きだから」

 「大変だったこと」とは? 「もともと、勉強があまり得意ではなかったので…」と明かし、照れくさそうに笑った。

 中学時代の一番の思い出は、1年生の時の体育祭。

 「体育祭委員として、リレーの順番を決めたり作戦を考えたりして、7クラスある中で優勝できたのが思い出です」

 アイドルとして輝く以前に、「軍師」としての才覚も。なかなかに豪胆な武勇伝だ。

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