ソフトバンク松本153キロで膨らむ期待 バンデン異変でローテ争い急展開

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆練習試合 ソフトバンク6-2ロッテ(22日、ペイペイドーム)

 ライバルの好投に奮い立たされたかのように、松本が進化を見せつけた。球速を追い求めすぎないフォームへマイナーチェンジした右腕は、4回まで安打を許さない投球。4回2死では3番角中を追い込むと腕を振った。153キロ。高めに浮きボールになったものの前回登板した14日オープン戦広島戦に続いて自己最速を更新。最後も直球で二ゴロに仕留めた。

 「(球速の)アベレージは前回より落ちたけど、今まで状態はいい。あの1球は腕を振った」

 状態の良さは結果にも出ている。5回は先頭レアードにソロを浴びるなど、3安打され2点を失ったが、2死一、二塁から粘る福田秀を「思ったように操れた」という内角低めへのカットボールで空振り三振に仕留め、大量失点を防いだ。

 本来であれば開幕カードの3戦目。この試合の先発を任される開幕ローテーション6枠目を、21日の練習試合ロッテ戦で7回1失点の好投を見せた二保と争ってきた。開幕投手の東浜とムーアバンデンハーク、和田、石川が開幕ローテ入りを確定させていたが、当初2カード目のオリックス戦初戦を託される予定だったバンデンハークは左臀部(でんぶ)の張りで、登板を回避し別メニュー調整となっている。

 開幕時期は確定しないながら、工藤監督は「(最短の)4月10日というところを踏まえ、いい調整をしてもらえるように」とあくまで「4・10」を照準に定める。状況次第では、バンデンハークに代わって互いに譲らぬ投球を続ける松本と二保がそろって開幕ローテの座をつかむ可能性も出てきた。

 リミットが定まっていない戦いを続けている松本は「争いというより、1軍で自分のパフォーマンスを出せているので今のところ順調」と冷静さを保っている。「まだ(状態を)上げきっていない。今の状態を維持していければ」。“末脚”を残す右腕は虎視眈々(たんたん)と初の開幕ローテ入りを狙っている。 (鎌田真一郎)

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